Strafkolonie-キャラクター資料館【本家/学園共用】
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fld_nor.gif 【Goetia】
投稿日 : 2020/05/15(Fri) 09:12
投稿者 ガイーシャ
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――その意味は「呪術」
その更なる源泉は「嘆き」「慟哭」「苦しみ」

其れは呪いから生まれ、呪いに生かされ、呪いと生きている
歪んだこころの断片。
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件名 Shackles
投稿日 : 2020/07/25(Sat) 20:57
投稿者 ----
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――――干渉され続けたが為に、僕はまだ此処に居る。

流れ着く前から。

生まれる前から。

それはきっと、そうだ。

そうなんだ。
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件名 Blood dance party.
投稿日 : 2020/07/16(Thu) 03:26
投稿者 ガイーシャ
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――闘争? いいや、戦争なのさ。あの時、アイツに言い換えられちまった通りに。
結局は戦争の虜なのさ。
そこに己の死を伴わせないだけだ。
破滅を求めなくなっただけだ。
破滅に近づくことそのものは… その狭間は、実に実に、楽しいものだがね!

ああ全く、気が狂いそうなほどに楽しみだ!
あっという間に引き摺り込まれてしまった、あの海へ!
結局、どうしようもなく、逃れられない性癖だ!
痛感させられてしまう!
壊れて爛れて狂い果てたモノだ!

怒られても仕方がないねぇ、ああ仕方ない! アハハ、クククッ……


コレはきっと…相反する様々なモノを内包しているのだろうさ。ああ、そうだとも。
ぐっちゃぐちゃで、だからこその、僕なのだから。ああそうか、僕にはこんなに色々と……あるものなのだね。
く、ふふふっ…… ふ、 ふふふ。


Night Marine――夜の海。鮮やかな珊瑚の海。
その赫い深海の底で踊れる日を、心から愉しみにしているよ。
水中の息苦しささえも、愛しく、心地のいいものだ。

溺れた上で……全てを干上がらせてしまうほどの鮮烈な舞踏を。

良き舞踏会を。
良き戦争を。
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件名 Frustration
投稿日 : 2020/07/11(Sat) 14:21
投稿者 ガイーシャ
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ヴァルミリオンとの戦いではまるで相討ちのようだった 彼が認めたから勝った

シノとの戦いではあの影を破りつつも明らかに戦意を砕かれた 彼女が降参したから勝った

ルスランとの戦いでは意地でも此方が立ち続けたから勝った 彼が斃れたから勝った

ヴィクトルとの戦いではかの銀の弾丸を折れなかった 彼が認めたから勝った

僕の持つ白い星は――どれもこれも、余裕のある勝利ではなく。紙一重の勝利だ。それほどまでの猛者ばかりなのが事実だ。
「倒れれば死ぬ」「気を抜けば死ぬ」
戦場の掟。動けなければ殺される。死に至る。
兵士で長く在り続けたことによる、一種の意地が齎すもの。

だが、どれも戦場であるならばこのあと別の兵によって息の根を止められて、そうでなくとも早急に友軍に拾われなければ致命となる。それほどの傷をいつも負って、ギリギリだ。

此処は戦場じゃあない。

此処は闘技場だ。

用意された娯楽。囲われた戦場。
僕らは観客のための駒。都の利益のためにある駒。

それでも僕は殺し合いをする。それこそが悦びだからで、それこそが当たり前の生き方だからだ。
どこに立とうが変わらない。闘争の中で生き、常に生か死、その二つだけだ。
それ以外の勝ち方を……知らなかった。

それでも、どうして?
「悔しい」という気持ちばかりが募る。
この白星を握り締めてていいのかとずっと心の内で響いている。
それでも認められ、渡された。受け取るべきものであり、受け取った。
受け取らない方が無礼……だったのだろうかと、 その感覚は今もよくわからない。

生きるか死ぬか。
それ以外の勝ち方を知らなかった。

こちらが生きてりゃ勝ちだ。意識さえ保ってりゃ勝ちだ。
それでいいはずなのに。

それなのに。


……立派な、闘士の考えじゃあねえか。
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件名 Just a little more
投稿日 : 2020/07/05(Sun) 21:19
投稿者 ガイーシャ
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賑やかな夢だった。
束の間の休息。酒を呑んで、飯を喰らって、笑って、どついて、どつかれて、騒いで、怒られて、怒って、それでも本気じゃあない。
楽しい馬鹿騒ぎだった。
顔も見えない。誰の声かもわからない。それでも。
痛いくらいに、楽しい。
苦しいくらいに、楽しい。

こんな夢見て『楽しい』って、思えたのは、初めてじゃない?
笑う。
流せもしない涙が流れる。
赤い涙。

誰かもわからなかった顔が、像を結ぶ。
声が、鮮明になる。

この都の奴らだった。


嗚呼、

こんなのは

――ただの、埋め合わせだ。
ただ都合よく、当てはめられただけだ。
お前らは、あいつらじゃない。

顔も声ももうわからない、誰かもわからなくて、それでも愛しい、あいつらじゃないんだ。

だけど。

だけど。

痛い。

泣き叫ぶ声と笑う声が重なる。

痛い。

痛い、けど。

――これが、本当は"当たり前"だったんだ。
僕にとっても、"当たり前"だったんだ。



ねえ。
僕も、もう少しだけ、この気持ちを……感じてもいいのかな。


……セナ。
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件名 Curse
投稿日 : 2020/07/04(Sat) 15:40
投稿者 ガイーシャ
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「 生きてくれ 」
「 死なないで 」

 誰の声だっただろうか?
 男だった気がする。女だった気がする。大人だった気がする。子供だった気がする。

 誰かが、願う声。
 誰かが、祈る声。

 誰かが、祝うように呪う。

 死も、生も、曖昧な中で。

 赫い、冥い、黒の世界で。

 鼓動は、まだ息をしていた。
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件名 Who am I?
投稿日 : 2020/07/01(Wed) 22:53
投稿者 ガイーシャ
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――友達になれる

うるさい

――泣いてるのか?

うるさい

――ほっとけない

うるさい

――うそばっかり

……うるさい


あぁ、ああ、もう。ククク。やぁだ、ねぇ。

そんな目で、そんな顔で、僕を見ないでくれよ。

ほっといてくれよ。
何も知らないでくれよ。

救いが必要な相手は、穏やかな時間が必要な相手は、護られるべき相手は、他にどれほど居ると思うんだよ。
見るべき相手、間違ってんだ。友達くらい選べよ。

僕は――

(己が胸を傷つけて赤く濡らした、金属の五指を見つめて。心臓には届かなかったソレを、握り締めて。嘲笑って。)

(――自分が誰だかも、わからなくなってるんじゃないか?)
(そんな声を、拒絶する)
(自分が、誰だか、わからなくとも、これだけは、ハッキリしているのだから)

――殺し、殺されるべき命だ。

(そういう血だ)
(そういう魂だ)
(そういう宿命を……楽しむべき存在だ)

(何より自分自身を――――嘲笑った)
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件名 Bloody Rose
投稿日 : 2020/07/01(Wed) 09:20
投稿者 ガイーシャ
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――狂乱と狂騒の中にも花は咲く。

ああ、そうか――僕は、茨だ。

近づくものを刺す、赫の茨だ。

一人で咲いては散る、棘ある薔薇の花だ。
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件名 The Night of the Bloody Rain
投稿日 : 2020/06/28(Sun) 12:29
投稿者 ガイーシャ
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勇者の真似事も、英雄の列に並ぶことも、眩い光の下に立つことも、僕には似つかわしくない。
だって滑稽な話じゃないか。Goetiaのくせに、ねえ?

契約に忠実な悪魔、主に従う群狼であっても。それは戦場の中だった。

戦場には、善も悪もない。誰もが等しく無秩序の中で殺し合っていた。
其処には、陽の光を遮る硝煙、血の匂い、命の匂い……死が、充満していた。

――無秩序の有り難みを感じる。
戦もないこの都では、少し、生きにくいものだ。
仕事で「助けてくれてありがとう」になってしまうのだから!
「殺してくれてありがとう」って言われた方がずっと嬉しいものなのに!
今回はそういう仕事じゃなかったんだ、仕方ないね。
こういう仕事もやっていかないと、仕事を選んでたら、やりたいことも出来なくなっちゃうのだから。

だがな、それでもこんな血の雨の方がお似合いだよ。
ずっとこの中だけで、生きて、死ねたら、いいのになあ。


――――どうしてまだ、生きてるのかなぁ


(そう、薄ら笑って)
(血雨降りしきる、夜の森を歩いて、歩いていく)
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件名 How were you born?
投稿日 : 2020/06/16(Tue) 22:39
投稿者 ????
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僕の世界では、人というのは母と呼ばれる女性の腹から生まれると言う。
そういうものだと、そういうものらしいと。おぼえている。

そういうもの?
まるで他人事だな。
他人事だ。

なら、僕は…………

どうやって、生まれたのだろう?
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件名 I don't need love
投稿日 : 2020/06/12(Fri) 07:50
投稿者 ガイーシャ
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愛? ないよそんなの
願い? だれにも願われたことなんてない。
それがなければ、歪みさえしない?
心がなければ歪まない?
情があるから歪む?
心を注ぐから



――それがない自分は悪魔の成り損ない。
どの口が、何を知って、そんなことを言う?

愛さえあれば、
願いさえ注がれれば、
歪めることができて、
悪魔になりえるっていうのか?
わけが、わからないな。

悪魔は愛されない。愛さない。
愛してくれるとするなら、願われるとするなら、それは狂信的で妄信的な悪魔信仰者共だけだ。

悪魔は憎まれるものだ。だから悪と呼ばれ、魔と呼ばれる。その恐るべきものの"元がなんだった"のか、なんて憎む側にすればどうだっていいことだ。
人々に付け込み、惑わして、狂わして、さいごには蔑まれ、憎まれ、祓魔師に祓われて無残に終わる。それが相応しい末路で当然の結果だ。

だから愛も情も願いも要らない。あってはいけない。
相応しくない。

なのに、それがないと、歪な者足り得ず、悪魔足り得ない?

馬鹿なことを言うんじゃねぇ。
嗚呼、馬鹿だ。
ただ一人、初めて会っただけのものに言われる筋合いなんてない。

――まるで全てを見透かすような言葉でも。

向けられた指がナイフのように食い込んでも。

それを鵜呑みにする必要だってない。傷を負う必要はない。痛む道理もない。
違う世界の違う考え。それは向こうの世界の考えでしかないだろ?

だからいらない。
   いらない。
   しらない。

僕には、何も、ない


何も――?

何もないというのなら、それは、何なんだ?
僕は、何だ?
なんなんだ?


――――ああ、ダメだね。そりゃあ堂々巡りというやつだ!
またおまえは、変な顔になってませんか。
らしくないよ。
最近、とっても、らしくない。
ちゃんと笑おうね。
鏡がなくてもわかるね。
痛くたって、覆い隠そうね。
……よし、良くぞ嘲笑った。

「口出しされる筋合いなんてない、これが僕なのさ!」

……どうしてそれを、あの時に、

言えなかったんだろうな
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