Strafkolonie-キャラクター資料館【本家/学園共用】
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fld_nor.gif 【Goetia】
投稿日 : 2020/05/15(Fri) 09:12
投稿者 ガイーシャ
参照先
――その意味は「呪術」
その更なる源泉は「嘆き」「慟哭」「苦しみ」

其れは呪いから生まれ、呪いに生かされ、呪いと生きている
歪んだこころの断片。
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件名 "Don't stop"
投稿日 : 2020/10/28(Wed) 09:32
投稿者 ----
参照先
止まることはなかった。
止まるはずはなかった。
振り返りもしない。
ただ目の前の戦場を駆け続けた。

生きるために。
殺すために。
死ぬために。
勝つために。

後戻りはしなかった。
出来なかった。
したくなかった。
するわけにはいかなかった。
それが責任だった。
殺し続ける者の責任だった。

奪って、奪い尽くして、
後悔などしてはいけなかった。
振り返るということを、してはいけなかった。

止まらずに突き進まねばならない。

――生きて、生きて、生き続けなければならない。


霧が覆い尽くす世界で
自己も曖昧な世界で
唯一、生きるための手段。


半端に心を"遺して"生きてしまった、愚かな兵器の末路。
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件名 The curse of "prayer".
投稿日 : 2020/10/11(Sun) 22:16
投稿者 ガイーシャ
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「 ――お前は生きろ 」

誰かがそう言った

「 ――生きてくれ 」

誰かがそう言った

顔のわからないお前が、

顔のわかるお前が、

誰かが言った

誰かが言っていたのだ

遥か遠いどこか

感じ慣れた寒冷の最中で

あるいは感じ慣れぬどこかの泥の上で

あるいは誰かの、誰かの、腕の中で


「 護りたかった 」

「 護れなかった 」

「 勝て、勝ち続けろ 」

「 止まるな 」

「 進み続けるしかない 」

「 死なないで 」

「 殺してくれ 」

「 生きてよ 」


無数の声が絡み合って重なって

やがては紡げもせずに崩れて堕ちる

昏い泥が、降り積もる

知らぬ間に、見えぬ底の、奥の、奥に
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件名 Nowhere to be found.
投稿日 : 2020/10/11(Sun) 22:01
投稿者 ガイーシャ
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「愛することを知ってる?」 「知らない」

「愛されるために生まれてきた」 「違う」

「殺すために生まれてきた」 「そうだとも」

「愛があった」 「なかった」

「愛が」


「愛」


「 もう、そんなものは、どこにだって なかった 」


僅かな軋みを上げる。
ただそれだけ。
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件名 How much longer?
投稿日 : 2020/09/10(Thu) 03:49
投稿者 ----
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――また、無茶したな。仕方ないけど。

(昏い塒の底で、くずおれるように重たい身を預けて。息を吐く。)

あぁ、無事でよかった。無事に済んで――……あの子たちも笑って、長生きできるのなら。
よかった。
よかった、なあ。

嗚呼――

(しあわせに、あなたにもなって、だって)



僕はあとどれくらい、生きられると思うかい?


(呟く声は誰にも届けさせない。深い底で、ただ自分自身に投げかけた。)
(答えなんて、 あるわけない)
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件名 LOSER
投稿日 : 2020/09/08(Tue) 02:58
投稿者 ガイーシャ
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彼女が強かったことは事実だ。
その戦略が、戦術が、強かったことは事実だ。
それに押し負けたのだ。
最後まで苦戦を強いられた相手、人を相手にしてあんな緊迫感は何時ぶりだったのか――

ただ、それでも、あまりに悔しかった。
全てを出し切り、出し過ぎて、過剰に進みすぎたのではないかと感じて、熱くなりすぎて、踏み込みすぎて
――…一瞬でも「殺してしまったのではないか?」と、考えてしまったことに。
その生じた甘さ、平和ボケとも称せるようなもの。
あるいは、絆された結果だ。

それは、きっと、悪いことではないんだ。悪いことではないはずだ。
だってあの子たちは何も悪くない。
僕が勝手にこうなっただけだ。
勝手に勘違いして、勝手に迷いを生んでしまっただけだ。
戦場において勝手に油断を、してしまった結果だ。
だけど。


――――この在り方が揺らぐのは、存外、キツいものだな。


だから
少しだけ、息苦しかった。
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件名 10 YEARS
投稿日 : 2020/08/23(Sun) 14:23
投稿者 ----
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――10年後?

――10年前?

さて、そんなもの、あったのかね。

1598160201-1.jpg

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件名 Friendship vow
投稿日 : 2020/08/14(Fri) 17:33
投稿者 ガイーシャ
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「――友達さ。」

そう肯定するだけで、どうしようもなく喉が震えそうになるのを感じる。
飲み干して笑う。
その純真な心に負けてしまうほどには、未だこんな心もあったのかと知らされる。
だから今まで苦しかったのだろうけれど。

――もう"ゴッコ"はしない。
仮初の関係は終いだ。
それはもう"喪わない"と誓うことでもある。

想う。
どうしようもなく軋む。
この都で取ってしまった手。拒めなかった手。受け入れた手。
皮肉な人生の締めくくり。今になって。笑える話だ。

それでも、一度受け入れたなら――逃げやしない。

壊してばかりの手でも。壊したからこそ、成せたことがあるのだと。
殻を破り、あるいは砕いて解放する――そういう壊し方もあるのだと、教えられたから。

守るために壊す。助けるために壊す。
それが、さいごのさいご、僕にできることなのかもしれないと。

…もう少しだけ、生き足掻いてみるか。
生きる苦しみさえも踏み越えて、愉しく笑ってみせろよ。

――戦う以外での高揚も知れたことなのだから。
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件名 fool
投稿日 : 2020/08/09(Sun) 04:34
投稿者 ガイーシャ
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どこまでも半端だ。

「助けられたら」と、「幸せになってくれたら」と、願っても。
それらしく、語ってみせても。
結局は傷つけ、苦しませ、奪うことに終わる。
知らぬ間に、呪いを与えていることさえ。

あの時も。
あの時も。
あの時も。

どこまでも、半端に。

もはや悪魔でもなければ、亡霊でもなく、宵闇に在るはずなのに気づけば薄明るいところに居て

どこまでも、この手は赫く冷たく。
人を傷つけ、屠るためにあるのだと思い知らされる。


――何も、変わっちゃいない。

僕は此処に居てはいけない。其処に立っていてはいけない。
なのに、離せないものがあると知れる。
伸ばされた手に、心に、甘えている自分がいる。
それでも決して握り込めず、抱き締められない自分がいる。
突き放して引き裂いて、なかったことにして終われない自分がいる。
どちらに転がることもできず、ただ半端に近づいては、逃げる。
だから"こんなこと"になっているのではないか?
繰り返す。何度も。何度も。

どこまでも、半端だ。
結局は、こんな成り損ないだよ、……なあ、

そんなところにいるくらいならと、
それでも他に行き場はない。
生きられる場所はない。

此処が、僕の最終地点――――流刑地なのだから。
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件名 Warning
投稿日 : 2020/08/01(Sat) 03:57
投稿者 ガイーシャ
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思い出してはいけない。

感じてはいけない。

いつかのあたたかさ。

置き去りにしたもの。

みえなくなっていたはずのもの。


それを思い出せば、 壊れてしまうから。


――僕は殺す者だ。奪うばかりで、誰からも、奪うばかりで、傷つけてばかりで、何ひとつ、護れもしない。
それしかできない。
そればかりができる。
それしかできずに。

何も護れやしない、愚かな、

そういう自惚でいい。
そういう傲慢でいい。

でなければ、僕は……

いのちを、保てない。
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件名 Pain of Blood
投稿日 : 2020/07/29(Wed) 21:22
投稿者 ガイーシャ
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曖昧な刻の中で、
血の雨が降っていた。

ああ、これはもしかしてアイツが降らしているのか?
そう思うのも無理はなかろう?
この紛れもない鉄錆びた臭いと赫は。

偶然か、必然か。

ようやく笑える。


嗚呼、あの声、あの音――確かに、目玉を抉ってた。
そんな音だった。
ねぇ、お前は、そういうコトも、お好きなのかい?

あぁ……

く、ふふふっ…… ふふふっ……


(フードの奥、自らの目元に、眼球に、触れるようにして、笑う。笑って)

(――痛む)
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