・陽華のインゴット

太陽の力を宿す、ほんのりとオレンジがかった白銀の色彩の特別な金属。
王族、あるいは王家に多大な貢献をした者のみに与えることが許されており、このインゴットから作られた武器は破邪の効果をてきめんに発揮するだろう。
またこのインゴットから作られた防具は、陽の加護によって着用者を護るに違いない。
武器一振り分、もしくは防具一箇所分のインゴットを貰える。

⇒ジーナス様の手で、魔導弓・七光に。


・銀麗のインゴット

月の力を宿す、ほんのりと紫がかった白銀の色彩の特別な金属。
王族、あるいは王家に多大な貢献をした者のみに与えることが許されている。
魔法の焦点具として有用であり、この金属から作られた装備を身に着けていると、魔法や各種の術を扱う際に、魔力的、精神的な集中力を高める補助効果をもたらし、成功率や精度、強度などの向上の効能がある。
武器一振り分、もしくは防具一箇所分に相当するインゴットを受け取れる。

⇒輝夜様へ譲渡。


・インシュレーションウィーブ

膨大な魔力を取り扱う施設で、作業員を保護するために使用されていた作業服の素材。
経年ですっかり傷んでいた生地を回収・再生し、白い布ロールの形に織り直した。
籠められた太陽への祈りにより、着用していると炎熱属性の魔法から保護されるようだ。

一人につき、上下一揃いを一着分作れる程度の分量がある。


・クリスタルコム

魔石を用いて遠方と声をやり取りする、通信用の魔道具。
見た目は、親指くらいの大きさの、逆さまにした金色の四角錐。
ピラミッドで回収したものを修復する際、曇りがちな流刑の都でも使用できるようにカスタマイズした品。

身に着けていると魔力リンクが使用できるようになり、まるでテレパシーのように所有者同士で交信が行なえる他、通信機を持っていない人に対しても1対1でリンクを結ぶことで同様に交信が可能である。
非所有者とリンクを結ぶ際はこの魔道具に触れて貰う必要があり、また新しいリンク対象を登録すると、前のリンクは削除される。

ただし秘話機能は備わっていないため、比較的容易に第三者がやり取りを横聞きしたり会話に加われる点には注意が必要である。


・プロミネンスブローランプ

太陽の魔力を用いて駆動する、強力な熱切断機。
ピストルクロスボウのような形状で、前方の円弧部分から超高温ガスの刃を発射して対象を切断する。
流刑の都では十分な太陽魔力の確保が難しい可能性があるため、火属性の魔石・魔力でも駆動できるように改造済み。

魔力の消費が激しく、射程も短いが、非常に硬いものを切断したりこじ開ける際には有用だろう。


・小さなソルオーブの付いたアミュレット

個人用の、太陽の魔力を蓄えておく強力なオーブが備わったアミュレット。
蓄積された太陽の力を自由に引き出すことが可能であり、元々は大型・強力な兵器や設備を運用するために用いられていたようだ。
リチャージには十分な日照が必要であるため、常用するには工夫は必要そうだ。

【第二回 流刑都一闘技大会】

アミッド　10/7　●
キゾ　　　10/12　〇
イオ　　　10/18　●

選手の証×2…選手の名前1枚、自分の名前が刻まれたタグ1枚



流刑都一闘技大会

アントニオ　5/11　〇
ガイーシャ　5/20　●
アミッド　　5/21　〇
コータ　　　5/22　〇
輝夜　　　　5/24　〇


2位

選手の証×6――2枚自分の名前入り、4枚各選手の名前が刻まれている真鍮製ドッグタグ



万象島

駆　　12/3　〇
ゼル　12/7　●

忍野柊一が『完全なる人』から『半妖』として成熟していく道のり


23.11.21　（進度：発芽）

輝夜様と始祖（豊之介）の手で妖側の因子が目覚めた。
なりたてのためにほぼ人間と変わらない。これから派生しうる可能性もあり未知数。


24.2.10　（進度：双葉）

アントニオ様との演習中に、心の昂ぶりから妖怪化が少し進んだ。
（ちょっぴりだけ聖気を棘丸に纏わせられるようになった。意図して発露・コントロールはできない）


24.4.15　（進度：本葉の出現）

マリ様に浄化の白雷を見せてもらう。凄まじく鮮烈な雷龍に触れさせていただき、浄化のイメージを掴んだ。意図して、聖気の発現に成功。
また少し妖怪化が進んだ。

（聖気を意図して発現、棘丸に纏わせられるようになった）


24.5.11　（進度：本葉の増加）

流刑都一闘技大会においてアントニオ様と対戦中、『現在の自身の限界』を突破する。必殺技の誕生。

（カオスブレード＋聖気＝颪二式『翠嵐』）


24.6.10　（本葉の数は維持。だが、増加のきっかけになりうるかもしれず）

ゼル様に魔力（妖力）の扱い方の稽古をつけていただく。

（六助の黒手甲の補助なしでも、自力で妖力を扱えるようになった）


24.10.4 （進度：本葉の数の増大、幹が少し太くなった。若木へ）

イベント『無限の嘆き』（永久凍土の世界）において、無意識に『柊の妖由来の空間把握』⇒『極小の結界術未満』のものを使う

白仔猫『小梅』――白い毛並みに赤い瞳。無限に近い再生能力をもつ万能細胞で出来ている。使用者の思いに反応して、無機物・有機物・現象の、いずれにも変容・発生しうる。

とても食いしん坊で、無機物・有機物・形のないもの（思念等）も食べてエネルギーに変換することができる。　【白梅様より】


小梅の能力を強化する装備：ホワイト・ベル　【白梅様より】

白梅様が小梅に渡した猫鈴。りんりりん、と鳴り響く清澄な音色が透明に鳴り響く『月の庭園』の空気を宿した旋律を奏でる一品。


【付与能力】


・WEAPON

小梅の武器化を強化する。高エネルギーを含有した武器の姿になることができるようになる。普通なら使えない大太刀ですら、質量的破壊力はそのまま、羽のように軽く振り回すことができ、破壊力を有した飛ぶ斬撃を放つことができる。

・SPACE

宇宙猫。小梅が素粒子となり、実体を消し去りつつ――水や光といったものを取り込み己のものに変えるようになる。量子猫。

・CHESHIRE

小梅の変身能力を強化する。最も器用で頭が良く、強力な地上の覇者――人間に一時的に変身する。白梅様から継がれた小梅の異能を、より強力な出力で使うことができるようになる。


【人型時】

傍から見るに、『14歳のくノ一少女』。
白銀のショート、アルビノの色白肌、煌めく血のように赤いルビー色の瞳。
猫耳と猫の尻尾（白梅様の趣味）、猫鈴付きのチョーカーを装備。

特徴：類まれざる人外の美貌。春雪の淡さと輝きを思わせる。
手足は細くも、戦闘時には鋼鞭のようにしなり、音速を超えた速度をも出し得る。尻尾の一振りでもソニックブームが発せられる。

追加装甲型制御装置エアリアル改　 【ジーナス様より】

破戒の人魚を柊一が十全と使えるように作り上げられた、メルカヌスの技術の粋を集めて作られた制御装置を元にジーナスが改造した追加装甲型の装備。
装備箇所は忍び籠手と足周りの2か所。そこに追加装甲型の装備を取りつけることで、制御装置エアリアルの機能を活用できるようになる。

以下、【】内は元の名称、『』は柊一が呼び分け使いやすいよう、使用している名称。（PL様の許可済み）


《基本モード(※同時使用は出来ない)》


①『疾風』の型　【オフェンスモード】

エアリアルの攻撃モード。空気抵抗の無視や空間踏みと言った機動力の増強効果を付与する。


②『風凪』の型　【ディフェンスモード・ガード】

二つあるエアリアルの防御モードの一つ。防衛形態。空間兵器によって停滞領域を作り出し、自分以外の範囲内の物体の速度を低速化させるエリアを形成する。


➂『旋風』の型　【ディフェンスモード・スウェイ】

二つあるエアリアルの防御モードの一つ。移動形態。空間兵器で自分の身を守ることで、状態異常やダメージを遮断しつつ動くことができる。


《戦闘外限定モード》


①ステルスモード

薄く空間を纏い、目視やセンサーなどでほぼ見えなくなるステルス迷彩。動物のようなカンの鋭い相手にはもしかしたら違和感でバレるかもしれない。


②リジェネレイトモード

戦闘後。魔力、気功、自然エネルギーなど、外側から手に入れる力を大幅に吸入できるように摂理を変え、超回復力を得る。戦闘中は使用不可能。


《リミット解除時機能》


①『颪（おろし）』【カオスブレード】――空間切断を可能とする強力な一撃必殺攻撃。


②《『小夜嵐（さよあらし）』【イグニッション】》――基本モードの性能を大幅に底上げする。

　
（１）『暴（あらしま）風』　【オフェンスモード＋】

高速機動が可能となる。動作全般の高速化。


（２）『山靄（さんあい）』　【ディフェンスモード・ガード+】

全ての干渉を防ぐ絶対防壁を展開する。


（３）『浚いの風（さらいのかぜ）』　【ディフェンスモード・スウェイ+】

いかなる移動制限(物理法則や魔法的効果)も無視しての移動が可能となる。物理法則も無視できるため、無茶苦茶な高速移動も可能。オフェンスモード+よりも絶大な効果を持つが、身体への反動も凄まじい。


《リミット限界突破時機能　『科戸の風（しなとのかぜ）』》

制御装置の機能を正しい手順でオフにし、接続のみを活かすことで一時的に『破戒の人魚』の性能をそのまま使用可能にする。『言霊』をそのまま『効果』に結び付ける強力なもの。

制御装置“エアリエル”　　【マーテル様より】

破戒の人魚を柊一が十全と使えるように作り上げられた、メルカヌスの技術の粋を集めて作られた制御装置。
絶大なパワーを持つ代わりに『言霊』を入力に必要とするソレを、疑似神経による接続で柊一とアクセスし、彼の体内エネルギーによって稼働させることが可能となっている。

本来は腕輪――或いは指輪としたいところだったが、テクノロジーの限界で安全性を保ったままの完全な小型化はまだできていない。エリクシルやジーナスに渡すことで、彼女らが作り上げた装備の中に組み込むことも可能となるだろう。



【基本モード】

アグレッサーモード 　侵略形態。攻撃的に用いた空間兵器の力で物理法則の超越し、空気抵抗の無視や空間踏みによる『ゲーム的な動き』を可能にするモード。


ディフェンサーモード 　防衛形態。空間兵器で停滞領域(時空が歪んだ空間)を作り出し、柊一ならば余裕で見切ることができるようにする領域を展開する。

スウェイフリー 　移動形態。空間兵器で己がいる空間を守ることで、そこにいるだけで押し付けられる悪性効果を遮断して動けるようにする。

【戦闘外】


ステルス 　薄く空間を纏い、目視やセンサーなどでほぼ見えなくなるステルス迷彩。動物のようなカンの鋭い相手にはもしかしたら違和感でバレるかも。


リジェネレイト 　予後回復。戦闘後、空間操作の応用で『外側から手に入れる力』を平時よりも大幅に吸入できるように摂理をちょっぴり作り変える。魔力、気功、自然エネルギーなど。ともかくそういうものを効率的に入れることができるため、超回復力を自然のものとして得るために心身が回復し快調となる。


【リミッター付き】 カオスブレード 　原初の刃。空間を捻じ曲げることで『刃物が存在する異次元空間』を広げ、 全てを引き裂く一撃必殺の刃を作り出す。

イグニッション 　点火。アグレッサーモードを『高速機動形態』に、ディフェンシブモードを『干渉拒絶空間』に、スウェイフリーを『法則からの脱獄』に変貌させる。

干渉拒絶空間 　時と空間を停止させ、全ての干渉を受け付けなくなる絶対防禦。敵対的な概念すらも拒絶し、通常ならば絶対に防げないと銘打たれたモノを防ぐための最終防衛バリア。


法則からの脱獄 　法則というのはこの世界の摂理であり、摩擦、空間、気温、光など――必ず従わねば生きていけないルールを意味する。そこからの脱獄は“自由”になるということであり――平たく言えば、空間や世界そのものを抑えつけられたとしても問題なく高速移動などが可能となる。

スウェイ――ステップも滑るような動きで移動速度と距離の調節なども可能となる。


ただし、生身の人間は“人間という自然”であるために、不自然になるということは相応にデメリットが有る。具体的には――揺り戻しによるリンパ系や血流の不具合、神経伝達の不具合など。過度に飛び抜けすぎた場合、人の身に不相応な行為を行った代償として人ではいられなくなるかもしれない。フィリアシリーズだからこそ、十分に扱うことができる機能である。

オーバーリミッツ 　制御装置の機能を正しい手順でオフにし、接続のみを活かすことで一時的に『破戒の人魚』の性能をそのまま原液で使用可能にする。つまり――ディザスターβが放っていた、絶対破壊効果の解放。

「祖よ……！！」
「ただいま留守にしております。御用のある方は――」
「棘丸のようなことを申されますな、祖よ！！」
「ええい、うるせえ。学区に駆りだすに飽き足りず、まだ何か用あんのか」
「ええ、ええ、あなたに伺いたき仕儀がたんとございます！！」
「…………それはアレか、お前が学区の空でぶっ飛んでたのと、なんか関係が――」
「祖よ！！　ご存知であるのならば話は早い！！」
「ええい、頭がガンガンすらあ。そのテンションをどうにかしろぃ！！」

友と別れた後、人目につかぬ場所ですぐに行われた会話であったとか。

棘丸のビフォー＆アフター（緑髪）。
妖男子メーカー（yunomoto様）より作成。

戦いのなかの高揚で触発を受けて、妖因子を成長させた柊一。
その妖ゆらいの聖気を『唯一』帯びることができる刀。柊一の『魂』を受け容れられる器と化した。

柊一が意図して聖気を纏わせない限り、普通の忍者刀である。


【以前との変化】

髪・瞳の色⇒琅玕翡翠のような濃緑に

少しだけ落ち着いたかもしれない。また、柊一に似た柔らかい微笑みをも浮かべるようになった。


【来歴】

忍野の里では子どもが生まれると、守り刀が一振り打たれる。
男の子なら忍者刀、女の子ならば短刀。
棘丸もまた柊一の守り刀として打たれた刀であった。
ただし、『いつでも命と引き換えに擲てるように』、刀に銘は入れずに名は付けぬのが定例であった。

都に着いてからしばらく経ち、とある事件のおりに手放してしまうことがあった。だが、戻ってきては役割を果たした。
その忠義を称え、お前こそがやはり俺の攻守よ、と。自身の『柊』の名になぞらえ、『お前が俺の『棘』である』と――『棘丸だ』と名付けられたのが、個の確立の瞬間であった。

その後、一夜のディザスターの種子の騒動によって、付喪神化。
悠々自適な生活を送りつつ、主に仕え続けて今に至る。

【メル様より】


めらめらまきびし（茶渋：柿渋染で染めた茶色）

刺さると燃えるまきびし。内部から燃やして凄く痛い思いをさせる。取ろうとすると手を火傷するぞ。袋に詰めて殴打武器にしたり思いっきりぶん投げると景気よく爆発する。


がちがちまきびし（ぬめり柿：柿渋染で染めたものを、鉄分の多い水や泥で染めたこげ茶色）

超低温の結晶体で作られたまきびし。刺さると傷口を凍結させ、ぴったりくっついて離れてくれない凄く悪質なまきびし。時間経過で溶けてなくなり証拠がなくなる。


びりびりまきびし（黒：チャコールグレーに近い黒）

バッテリーが内蔵された電気まきびし。漏電するビリビリ電気ショックで感電させ、動けなくしてしまうぞ。釣り堀や川に使ってはいけない。


はじけるまきびし（こん花色：植物染料で染めた藍染の濃紺色）

光と共にパーン！！と弾けるまきびし。かんしゃく玉くらいの大きな音がしてメチャ光るため痛いしびっくりするぞ。軽度のスタングレネードみたいになるので決して人に向けて投げてはいけない。


ステルスストーン（ねずみ色）

地雷。投げると地面に溶け込み、踏むと石の刃が反応して食い込むものである。魔力で作られた岩刃であるため下手な防具は貫通する。


まきびし（暮れ染のクレ色）

ヒシ属の一年草の水草。池沼に生え、葉が水面に浮く浮葉植物。種子は食用にされる。メルがひそかに育てているとっておきのヒシの身。
何故か鉄のように硬い表皮は革靴程度なら平気で突き破って足裏を残虐に切り裂き、まともに立てない状態に陥れる非人道兵器。しかも返しがついていてなかなか取れないとかいう恐るべき特性を持つ。塩ゆでにすると美味しい。

18歳の誕生日。マリ様から頂いたポートレートです。