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件名 | : 5/21 |
投稿日 | : 2020/05/22(Fri) 01:52 |
投稿者 | : マキナ |
参照先 | : |
「魔法の杖を持って頭ぐるぐる~、はなんとか収まったけど……ユリウスさんを心配させちゃったね……」
科学では解明できないものに触れて混乱しちゃうのは、科学に頼りすぎた結果かな。
だけど、あたしには科学しか取り柄がないから……。
「それにしても、みんなとても強かったね。
実戦になったら、科学力ではどうにもできなくなる場面も出てきそう……」
結局、事象と現象には理由がある──それが科学。
あたしの視点からすれば、事象と現象に理由を見いだせない魔法は不確定な事が多い。
「リュカさんには申し訳ない事しちゃったかな……。電磁波を放出するなら、もう少し考えなきゃだね……。
それに、セナさんは容体が深刻そうだったけど、だいじょーぶかな……」
心配げな表情を浮かべつつ、アバターが量子の粒と化して電脳空間から消えた。
──machinaがログアウトしました。
科学では解明できないものに触れて混乱しちゃうのは、科学に頼りすぎた結果かな。
だけど、あたしには科学しか取り柄がないから……。
「それにしても、みんなとても強かったね。
実戦になったら、科学力ではどうにもできなくなる場面も出てきそう……」
結局、事象と現象には理由がある──それが科学。
あたしの視点からすれば、事象と現象に理由を見いだせない魔法は不確定な事が多い。
「リュカさんには申し訳ない事しちゃったかな……。電磁波を放出するなら、もう少し考えなきゃだね……。
それに、セナさんは容体が深刻そうだったけど、だいじょーぶかな……」
心配げな表情を浮かべつつ、アバターが量子の粒と化して電脳空間から消えた。
──machinaがログアウトしました。
件名 | : 5/19 |
投稿日 | : 2020/05/20(Wed) 01:16 |
投稿者 | : マキナ |
参照先 | : |
今日で配給作りは終わり──。
みんなで調理して、楽しかった時間は一瞬で過ぎ去って──……。
「また、あたしの楽しい思い出──増えていく」
幸せそうに、微笑んでみせる。
今、あたしは虚空に表示されている画面に両手を伸ばし、キーボードでタイピングするような指使いで言語入力している。
SNSを開設するためのプログラミング作業の最中であった。
「SNSが開設できれば、みんなでもっと楽しくお話しできるようになるよね。
今夜はもうちょっと頑張ろっかな」
そうして、夜が更けていく。
みんなで調理して、楽しかった時間は一瞬で過ぎ去って──……。
「また、あたしの楽しい思い出──増えていく」
幸せそうに、微笑んでみせる。
今、あたしは虚空に表示されている画面に両手を伸ばし、キーボードでタイピングするような指使いで言語入力している。
SNSを開設するためのプログラミング作業の最中であった。
「SNSが開設できれば、みんなでもっと楽しくお話しできるようになるよね。
今夜はもうちょっと頑張ろっかな」
そうして、夜が更けていく。
件名 | : 5/17 |
投稿日 | : 2020/05/19(Tue) 20:21 |
投稿者 | : マキナ |
参照先 | : |
現実は夜に更ける。
しかし電脳世界は変わらずそこに存在し続ける。
「あたしの生まれた世界では──料理ってみんな機械に任せきりになっちゃってたけど、みんなで作るとこんなにも楽しいものなんだね。
それに、みんなの力になれるのはとっても嬉しいな」
この世界は、初めての事がいっぱいだ。
「パンとポップコーン作りもそうだけど、アリーナに向けてみんな準備してるんだね。
あたしも万全に戦えるよう、メカの調整頑張らないとだね。
誰とあたっても──戦ってくれている人、見てくれている方々、みんなが楽しんでもらえるような試合にできたらいいな」
あたしは、ゆっくりと瞳を閉じて──。
──machinaがログアウトしました。
しかし電脳世界は変わらずそこに存在し続ける。
「あたしの生まれた世界では──料理ってみんな機械に任せきりになっちゃってたけど、みんなで作るとこんなにも楽しいものなんだね。
それに、みんなの力になれるのはとっても嬉しいな」
この世界は、初めての事がいっぱいだ。
「パンとポップコーン作りもそうだけど、アリーナに向けてみんな準備してるんだね。
あたしも万全に戦えるよう、メカの調整頑張らないとだね。
誰とあたっても──戦ってくれている人、見てくれている方々、みんなが楽しんでもらえるような試合にできたらいいな」
あたしは、ゆっくりと瞳を閉じて──。
──machinaがログアウトしました。
件名 | : 5/16 |
投稿日 | : 2020/05/17(Sun) 21:09 |
投稿者 | : マキナ |
参照先 | : |
あたしは、電脳空間にいる。
現実世界のあたしの体は今、メンテナンスカプセルで眠りについていた。
ぽつんとひとり、地べたに座る。
「あんなに多くの人達を仲良く話したのはいつぶりだったかな……。
あたし、ずっと機械に囲まれて生きてきたからね」
あれだけの“生命”と一堂に会したの初めての事かもしれない。
「みんな、とても優しくて、楽しかった。
また、こーいった機会があるといいな」
楽しげに微笑んだ。
だけど、盛り上がった後にひとりでいる事の物寂しさみたいなのもあって──……。
マキナのアバターは量子の粒になって電脳空間から消えていった。
──machinaがログアウトしました。
現実世界のあたしの体は今、メンテナンスカプセルで眠りについていた。
ぽつんとひとり、地べたに座る。
「あんなに多くの人達を仲良く話したのはいつぶりだったかな……。
あたし、ずっと機械に囲まれて生きてきたからね」
あれだけの“生命”と一堂に会したの初めての事かもしれない。
「みんな、とても優しくて、楽しかった。
また、こーいった機会があるといいな」
楽しげに微笑んだ。
だけど、盛り上がった後にひとりでいる事の物寂しさみたいなのもあって──……。
マキナのアバターは量子の粒になって電脳空間から消えていった。
──machinaがログアウトしました。
そこに存在するメンテナンスカプセルでマキナは毎晩眠りにつく。
メンテナンスで眠りについている間、マキナは体内に存在するディメンションサーバーに接続し、現実の体を模したアバターで電脳空間にログインしている。
これはマキナが電脳空間で一日の出来事を小説形式で振り返っている記録である。
【電脳空間】
プログラム次第で、様々な仮想世界を造りだすことができる。
(特に描写がなければ、基本的に0と1の信号が辺りに青白く輝いているだけの真っ黒な空間)