最近不可解な失踪事件が相次いでいるのはご存知ですか？
ついさっきまで隣で話していた人がちょっと目を離した隙に姿を消してしまったり、闘技場で戦ってる最中に相手が消えてしまったなんてこともあったらしいですよ。
噂によると、消える直前にみなさん『声が聞こえる』と言っていたそうですよ。

私が思うに黄昏の迷宮って言う冒険者の中で有名な都市伝説じゃないかと思うんですよ。
懐かしい声で願望を聞いてくるそうで、それに答えてしまうと黄昏の迷宮という異空間に取り込まれてしまうみたいです。
そこは願ったものが全て叶う楽園のようなところらしく、欲望に塗りつぶされたが最後、迷宮に飲み込まれて魔物にされてしまうらしいですよ。

黄昏の迷宮に閉じ込められた人を助けるには、黄昏時にその人の名前を呼びながら目を瞑ってぐるぐるーっと回ると迷宮に行けるとか。だけど連れて帰るためにはその人の欲望と戦う必要があるみたいです。

戻ってきた人が居ないから本当かわからないですけどね！
行方不明者リストがありますので発見された方には報奨金が出ますよ。
よろしければチェックしてみてくださいね！

(フレーバー的な感じで利用していただけると幸いです。ご自由に設定を弄っていただいて構いません。)

11/19。依頼である『【害獣退治】煙草畑の巡回【保守】』にての被害報告及び犯人について。
当依頼にて「瓦礫の城塞都市」にて確認した警戒人物と魔物をここに記載しておきます。

・フードを被った人物。顔はよく見えない。身長は2m近い人物。
・大体80cmいかないぐらいの大きい魔物らしきリス。敵意は一切出してこなかった。

犯人は現場に戻るという話があるため、ここに記載して共有しておきます。他にも未発見の人物及び魔物もいるかもしれないので警戒は怠らないようにしてください。
なお畑に関しては私も不注意もあり約200ほど作物に被害を出してしまいました。申し訳ございません。

9/15、忘れられた庭園で、翅の生えたゴライアスアント（区別をつけるため、通称：羽蟻としとく）と遭遇、交戦の末に遭遇個体17匹全てを駆除した。メンバーは、ジェラルド、オジサンことヴィクトル、ダリオの三人だ。
ダリオが報告に挙げてくれてる9/7の魔石採取の時、坑道から『未踏区域に飛び立った複数』の一部と思われるんで、遺骸全てを回収して、ギルドへ提出してある。残りの羽蟻達の居所を掴む助けになるといいんだが。

羽蟻は、一匹司令塔を置いた状態で、群れで行動してるみてぇだ。司令塔の指示で、さながら軍隊みてぇに統率の取れた動きで、襲い掛かってきた。手足や死角を的確に狙ってくる狡猾さは、なかなか肝が冷えたねぇ。
ナイフみてぇに鋭く凶悪な顎で猛然と突っ込んでくる速さにも目を見張るものがあった。増援を呼ぶ高い羽音も要警戒。遭遇した時は気を付けてくれ。

懸念があるとすりゃあ、魔石を餌にしてたはずの奴らが、野鳥を食ってた事だ。巣の卵を守る為に妨害に出たからこそ、ジェラルドは襲われる形になったようだが…こうなって来ると『都へ飛び立った複数』の行方が気がかりだ。奴さん達は、さぁて、何を食ってるんだか。

　9/7、ゴライアスアントの巣と繋がってしまった坑道の奥に魔石採集に赴いた。メンバーは、ジェラルド、ネロ、ヴィクトル、カーネギー、ユリウス、エリクシル、ダリオ。

　この坑道は７月にリアンらが救助の為に訪れたものと同一だが、ジェラルドによればその頃とは様子が変わっているとのこと。実際、少し中に入れば彼方此方にゴライアスアントによる横穴が開けられ、中からは動く音が聞こえてきた。
　こちらから刺激しない限り、或いは大きな音を立てない限り、通り抜ける位は可能だったが、ゴライアスアントもじっとしている訳ではないのでいつ襲われるかの危険と常に隣り合わせになった。
　適宜対処しつつ奥へと進むと、魔石に覆われたドーム状の場所へと到着。そこにはゴライアスアントの成虫、幼虫、さらには卵があった。『ゴライアスアントの成虫は幼虫に魔石を与えており、魔石を与えられた幼虫は一気に成虫へと成長を遂げた。』この方法で巨大、かつ強力なゴライアスアントが爆発的な速度で増えていると考えられる。
　また、『成虫が魔石を食べることで、通常より一回り以上大きなゴライアスアントへ変貌する』ことも確認した。
　さらに、その奥に無数とも思えるゴライアスアントの気配も感じられた。卵や幼虫が居たことを考えると、この奥に女王アリがいる可能性が高いと思われる。
　対処不可能と判断して撤退。坑道の入口は天井を崩落させ塞いできたものの、縦横無尽に巣を掘り続けるゴライアスアントだけに掘り返されるのも時間の問題と思われる。
　
　要注意事項として、此方が撤退するとき、『未踏区域や都の方に向けて複数の成虫が飛び立つのを視認』した。
　今後忘れられた庭園以外での出現や繁殖の可能性も予想される。
　前回の判断同様、大規模かつ継続的な調査、攻略が必要だと進言しておきたい。

　ゴライアスアントの巣に関してだ。
　拐われた人がいるって話を聞いて緊急を要すると判断して依頼を出さず自己責任にて巣へと強硬。メンバーはリアン、ジェラルド、クゼ、ルグ、エルルーン、セナ、ネロだ。
　まず先に結論を述べれば浚われた人物の救助には成功した。だが当然これは把握できているだけの話だ。それ以外でさらわれたとかそういう話もあり得る話だからこれ以降も巣への継続的な調査が必要と判断する。
　また、巣の規模はあまりにも広大だ。正直単独、もしくは１パーティ単位で制圧できる規模ではないと思われる（事実今回の強行でも女王クラスを見つける事はかなわなかった）よって不特定多数の冒険者、もしくは衛兵や自警団など町の組織も駆り出しての大規模かつ継続的な調査、攻略が必要であると判断している。
　以下に調査出来ている限りのマップを記しておく。ただしこれは救助者を見つけるまでの最短ルートの周辺を記しただけでありそれ以外はほぼ未開拓であることを留意しておいてほしい。

（以下にマップを記した紙が貼りつけられている。また巣の構造や注意点なども同様に記されていた）
　

た、大変なんです〜！
忘れられた庭園の中層にある坑道で調査をしているのですが、とにかく大変なんです。
毒餌で一時は大人しかったゴライアスアントなんですが、坑道にまで出てくるようになっちゃって…気が立っているのか攻撃的だし…ぞろぞろ巣から出てきてるんです！
怪我をした鉱夫の方や巣に拐われた方も居て私もなんとか逃げてることができました。
だ、誰か助けてくださーい！

やあ、今日はちょっとした発見があったよ。
忘れられた庭園での話さ。ときおり遠くで、瓦礫が崩れるような轟音がすることがあってね。大型モンスターが遺構を壊しているんだろうって言われていたけど、その割に壊れた建物も見当たらない。
今日僕は幸運にも、その音の主を目撃することができたんだ。
ほんの小鳥だったよ。スズメくらいの。それが信じられないほどの大音響で鳴くんだ。
不思議なもんだね。

この地味な茶色い小鳥は今後、ブラスタ・レンと呼ばれることになった。爆破ミソサザイ。名前は物騒だけど、見た目は可愛かったよ。

「忘れられた庭園」中層へご同行いただいた皆さん！ありがとうございました。
以下、簡単ですが今回の収穫です。（依頼というより仲間集め系だったのでこちらに書き込ませていただきますね。）

【獲得資材売却後の山分け額＋ギルドからの地図情報手当】
金貨1枚/1人。ギルドで各人お受け取りください。

【見つけたものの記録と調査結果】
※一部現物持ち帰りした方もいるかもしれません。

トラバサミ草
ツルの先にトラバサミ様の組織が付いており、生物を捕らえて攫う。サンプル調査の結果、特筆すべき薬効などは無い。暴れる生物の捕獲に特化したツルは引っ張りに強く、そのままでロープとして、または下処理のうえロープ用繊維として使うと優秀。

クレイジーフープ
超高速回転で走り回っているくせに、衝突時はぬるっと対象を乗り越えがちな気味の悪い金属製の輪っか。直径は1～2mくらいで幅は狭い。庭園の測量装置が暴走しているとか、生きている無機物系魔物だとか、たまに気まぐれで対象を潰すとか、諸説あるが何もかも不明。
運しだいで止まる（1d100で1人が95以上または2人以上が80以上）。
走っている間は錆びも削れもしないが、止まったあとは単なる金属資源。成分は隕鉄に似て錆びづらく柔らかい。

ブルーハイエナ
青みがかった毛皮を持つ、ハイエナによく似た肉食獣。
鋭利な体組織は持たないが、突進力、顎の力、チームワークに優れ、その戦術性はけして侮れないという。毛皮を防具にしたり、牙や骨を各種素材や薬にしたり。肉の味にはクセがあり好みが分かれる。

（以上）

忘れられた庭園の中層で発掘や鉱石を掘ってるんだがよ…
どうやらゴライアスアントの巣にぶつかっちまったみたいなんだ。
ああ、ゴライアスアントってのは牛みてぇにデカい蟻のことな。
アイツら巣を壊されたから怒って気性が荒くなってやがる。
あの顎に挟まれたらひとたまりもないから新米冒険者は気を付けろよ？

ボクが前に報告した城塞都市の「多次元牢」についてだけど、今でもあそこに通じる道は残ってるみたい。
鉄格子を物理的に壊したことで、空間的な安定に繋がったのかな？

あの中には、海の傍に建つ高い塔が、一本あるだけだけど……
その塔をずっと下った先に、傷一つ付かず、外すことの出来ない宝珠があるらしい。
それが何物かはボクにも分からないけど、色々な意味で価値ある物なのは確かだね。

それと、多次元牢はまだ他の場所にも隠されているかも知れない……
だから皆も空間の歪みとか、怪しい壁や鉄格子を見かけたら、気を付けてね。

（多次元牢についての詳細は、レニー様の住民名簿をご覧ください）