とある山奥の温泉宿の露天風呂。渓谷に面し、そのパノラマと色づく野山の景観を一望することができる。 春は湯殿の外から突きだして生える桜の大樹らが、臨場感を伴いつつ艶やかな光景を垣間見させる。
源泉かけ流し。打たせ湯・温泉卵を作れる箇所(卵は宿の売店でも売っている。網に入れられた売っている姿のまま、付属した縄のフックにかけて井戸めく湯溜まりに入れるだけ。15分ほどで出来上がる)あり。 頼めば、桶酒のサービスもある。 露天風呂側に長机があり、そこに防水性の紙束とペン、酒のメニュー表が置かれている。 呼び鈴を鳴らすと、どこからともなく狼が駆けつけてきて注文票を咥え、どこからともなく注文の品の入った籠を咥えて持ってくる仕様。
……どこかの世界の忍者の末裔が経営している宿。 |
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