BACK
夜市
Last Update:2023/11/26(Sun) 11:07

[←Back]   [No.91]   [Next→]
簡易説明人外による人外のための闇市
該当エリアその他
雰囲気不定


 ▼詳細データ
その上空は、いつも黄昏時の夕暮れか夜空かに彩られている。
見た目は大和の縁日そのものであり、耳を澄ませばお囃子も聞こえてくる。
だが、行き交う見物客も屋台の者も、みな一様に『お面』などで顔を隠している。

人外による人外のための闇市である。人の来訪は『非推奨』だ。
……といっても、この場へのアクセスの仕方は『不定期更新』される折に『人に通達はされない』。
人知れず、偶然にも手順を踏んでしまい迷いこんでは、ひっそりと行方知れずになるケースもあるようだ。

―――――――――――――――――――――――――――――

この市場には、五つの推奨事項(その五だけがルール)が存在する


その@、何かであなたの顔を隠しましょう

(あなたが誰か、知られたくないモノに知られたとしても、それはあなたの責任です)

そのA、ここは皆が好きなことをする場所です。好きなようにやりましょう

(縁日の外では売れないものを売ったり、ここでしかお出ししたくない取っておきを売るのもいいでしょう。それによって同好の志が見つかるかもしれませんね。また、『お気に入りのもの』を見つけたら、『その五に沿う場合に限り』お好きにどうぞ)

その➂、喧嘩はよいですが、刃傷沙汰はよしたほうがいいです。あなたのために

(勝っても負けても、弱ったところを好きにされるのもまた、この縁日ではあり得ることだからです)

そのC、人外による人外のための場所です。人の方の来訪は非推奨です。誤って来られてしまった場合には、速やかに顔を隠し、名を隠して、人であることの露見を防ぎましょう


その➄、人であることが露見した場合の、その人間の所有権は、『先約がない場合』には『見つけた者勝ち、早い者勝ち』とします

(人外が『人』目を忍んで、隠れて興じている場所です。お作法を破られてしまった場合には……致し方ありますまい?)


※その五についての詳細

人間PCさんにスリルを味わっていただくためのギミックです。

見物客NPCも夜店の店員NPCも、みな『〇〇は人間』というような、露見に関わる言葉を耳にしただけで反応します。
素顔を見られるなど人間だと露見した場合には、追いかけられたり、神隠しを試みられたり、人間PCさんを自分のものにしようと行動を起こすでしょう(※騒ぎの発生の有無、大きさ任意)

また『先約がない場合』というのは、『居合わせた&一緒に行動を共にする人外の方がいる』などごく軽いものから、『明確に関係を結ばれている』、もしくは『人外の関係者が贈った品物を身に着けている』など、やはり任意で騒動回避をすることができます。

―――――――――――――――――――――――――――――

真偽は定かでないものの、都にくっ付けられた誰かの領域か、不特定多数の共有領域である。
その意図は『皆で仲良く、好きなこと(※人間にお見せできないことも含めて)をしよう』。

ここでしかない掘り出し物を売る店もあれば、美味しい食べ物屋台もある。……行方不明のあの人の面影を残す品物を並べている店もある。

都の人外であるのならば、あるいは知っている可能性もある。

そのポストや連絡手段の手紙のなかに、ひょっこりと開催日時や『その時に設定された行き方』が書かれているチラシが紛れ込んでいるかもしれない。もしくは馴染みの人外の口伝にのぼるなど。
人外であるのならば、知り得る手段は多種多様に。

行き方の例:どこそこの辻を何時何分何十秒曲がる、開催日当日の鏡を見る回数が規定数をこえる、裏通りを続けて100回回り道する等々

―――――――――――――――――――――――――――――

※見られる夜店の一例※ …お面屋は顔を隠すものがない方の救済措置として存在しています。必ず夜市の入口にあります。

任意でありそうなお店を生やしてくださっても構いません。むしろ推奨いたします。


『おめん』――色んなお面が売っている。ポピュラーな和製のお面からベネツィアンマスクなどの仮面系、欲しいと思うお面は不思議と売られている


『うみびいどろ(ぽっぺん)』

都の浜辺に漂着したシーグラスを使い、作られたビードロ(ぽっぺん)。色とりどりで綺麗。遊び方は普通のビードロと同じ。ただし、「ぽっぺん!」と鳴る普通のものの中に、たまに『使用者の知る海の歌の旋律』を奏でるものがある。「ぽっぺん!」の音でサビが奏でられる。


『ひとだますくい』

ビニールプールを泳ぐ人魂。ポイで掬う。人間の知り合いに行方不明者がいる場合、よく見ると、その顔が浮かび上がる人魂がいるかもしれない。掬うともれなく『救う』ことができる(都に帰ってくる。助けられるまでの記憶の有無は任意)


『おもひでらむね』

美味しいラムネ。甘酸っぱくてシュワシュワしたそれを飲むと、白昼夢的に、短時間、任意のひと夏の思い出を見ることができる。蓋がわりのビー玉は、その場面の『空の模様』を写し取ったものとなる(※持ち帰り自由)


『すねこ すりや』

モッフモフでキュートな、すねこすりキャストが多数待機している。ご指名して、脛をスリスリこすってもらおう。モッフモフで暖かい。
すねこすりであるからして、すねこすりキャストも大変嬉しそう


『あくまんげきょう』

とっても綺麗な万華鏡が売っている。とっても綺麗だけれど、二種類ある、どちらも中身はえげつない。

一種類は、悪魔に魂を売った人間の栄枯盛衰の一部始終が垣間見られる。
もう一種類は、覗いた者のトラウマ場面を俯瞰的に本人に見せる。

店主はいつも大変笑顔な福耳男である。


『にんげ(×) ぎょうや』

とっても可愛い縫製人形が売られている。…もれなく、行方不明者の姿かたちをしている。連れ帰って、呪いを解いたりなど、好きにドラマをすることも可能


※掘り出し物のお店屋さん例※

『ほん(魔導書、奇書問わない書物類)』、『いし(宝石など鉱物)』、『くさ(薬草、毒草、魔草など問わず)』、『ふるどうぐ(漂着物等、お好きなものを置いてください)』

[←Back]   [No.91]   [Next→]
Pass:
Miniりすと v4.01