星の力を操ろうとした古代文明が残した神殿。 儀式の失敗によって空間の法則が乱れ、今なお異常な重力が漂う。 崩壊した床や柱は宙に浮き、各々が異なる方向に重力を発生させているため、侵入者は上下左右の感覚を失いやすい。
------------- 【構造と景観】 入口の大階段: 巨大な石の階段を上ると、内部へと続く門がある。 門の周囲には星座を象った彫刻が刻まれ、かつて星の力を信仰していた名残が見られる。
第一層「星屑の回廊」: 天井が崩れ落ちた回廊には、宙に浮く石材や柱の破片が点在し、それぞれが異なる方向に重力を発生させる。 重力の向きは視覚では分からず、足を踏み入れると突然地面が「壁」や「天井」に変わる。 星を模した光球が空中を漂い、かすかに遺跡を照らしている。
第二層「逆転の聖堂」: かつて祈りが捧げられた大聖堂。 祭壇は天井に逆さに張り付き、階段も壁や天井に向かって続く。 無重力領域を飛び越える必要があり、通路を進むには足元の重力を見極める必要がある。
第三層「墜星の祭壇」: 最奥部にある広間には、重力を司る「星の欠片」が封じられている。 床や柱が球状に配置され、各ブロックの重力が内側に向かって引き合うため、冒険者は空中に浮きながら戦うことになる。
---------------- 【特殊ギミック】 重力境界: 重力の向きが異なるエリアの境界線は肉眼では見えない。 足を踏み入れた瞬間、突然壁に落下するような感覚に襲われるため、慎重な行動が求められる。
浮遊する足場: 崩れた床の破片は空中に静止しており、飛び移ることで進むことができる。 ただし、足場ごとに重力の向きが異なるため、次の足場に移った瞬間に体勢を崩す危険がある。
重力反転の石柱: 遺跡内には古代文明の制御装置である「重力石柱」が点在しており、触れることで一時的に周囲の重力を制御できる。 しかし、効果時間は短く、誤ったタイミングで使用すると危険が増す。
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【生息する魔物】 グラビモルフ: 重力を操る甲殻獣。天井や壁を自在に移動し、敵を地面に叩きつける重力波を放つ。
レヴィアン: 空中を漂う幽霊のような存在。冒険者を重力の境界に引きずり込むことで転落や迷子を誘発する。
アストラ・センティネル: 古代文明が神殿の守護者として残した青銅の巨人。重力を変化させる一撃を放ち、戦場全体の重力を狂わせる。
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【ボス】墜星の巨神「アストラ=ゼラグ」 星の力を宿した黄金の巨神。 戦闘中、床や壁の重力を変化させて冒険者を翻弄するほか、空中に浮かぶ瓦礫を操って攻撃する。 体を破壊すると内部から重力核が露出し、その核を破壊することでようやく動きを止めることができる。
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