下層スラム街の奥地、長年投棄され続けた廃材や無価値に等しい漂着物などを組み上げて螺旋状に形成された無法の坩堝となっている区画。所謂ごみ溜め、廃棄場だったものだが、何時しか捨てられた物、者達が寄り集まり、独自の発展を遂げ居住区として機能するようになった。城と呼ばれるのは、上層に聳える双つの塔への皮肉か。それさえもう、知る者はない。 日々増大する道は複雑に入り組んでおり、信頼の置ける案内役がいなければ、五体満足では戻れないと言われている。 城門で雇える案内役は三種類いるが、黒札は特に詐欺も横行している為、必ず札を確認する事。
黒札(銀貨3〜5枚)…犯罪組織の根城ひしめく危険区域においてもあらゆる抜け道に精通しているごく一部の案内役。 白札(銀貨1〜2枚)…比較的秩序のある表層のみ対応する。 札なし(それ以下)…その殆どが詐欺師や盗人である。
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