中層の教育訓練特区(学区)・アビス竜学院の一画にそびえる。 広々とした円形ドームがいくつも連なる、アビス竜学院の敷地内でもかなりの高台に存在する場所。 敷地内の下の方から見上げても巨大望遠鏡とドームが見えるかもしれない。 研究施設であると共に、プラネタリウムなどが楽しめる公共施設でもある。 (※本家使用向けに一部加筆修正したものですが、大枠は変わりません。市民の公共施設としてもご自由にお使いください。)
流刑の都の空の向こう――宇宙の存在証明や、空に浮かぶ星々の研究を行なっている。
【行き方】 立地は非常に高台だが、専用の直行グラビティ・エスカレーターで簡単に向かうことが出来る。 その幅は入る人の大きさによって柔軟に変異する不思議空間。 エスカレーターと言っても階段はなく、重力操作魔法が全体にかけられているため、無重力の宇宙船のごとしふわふわ浮いて優雅に上に向かうことが出来る。 左右の壁際に備え付けられたレバーを握ることで、一気に加速して昇ることも可能。お急ぎの方はぜひ。 エスカレーター内は薄暗く、天井は真っ黒なドーム状であり、実際のアビス望遠鏡に映っている星々が天井に映り込む。その星灯がここの照明代わり。
【天文台】 巨大望遠鏡が備えられたドーム状の天文台。 望遠鏡のそばにもまた巨大な黄金の地球儀らしきものが浮いており、くるくる回っている。 ここに入った者はだれでも自由に都の星空を観察することができる。
なお精密機器や精密魔術がたくさんあるので、暴れたり騒いだりなどの行動を控えることが強く推奨されており、仮に破損させた場合はアビス学生の謎深淵魔術によって都の星座に召し上げられる・天文台から外に放り投げられ体を内側からスーパーノヴァさせられる・疑似再現した月をぶつけられる・太陽に突っ込まされるなどという学園七不思議的ななんかがある。
【天体研究室】 天文台の隣に併設された研究室。 都から見える星々を研究している。 再現したミニチュア天体や、都や未踏区域で拾われた由縁不明の星屑、小型隕石などを小瓶で保存していたり、それらがきらきらと淡く光っていたりなど、カラフルでメルヘン、幻想的な色合いが見られる。 日によって様々な世界の星が見られることから、異世界探求にも繋がっているようだ。
【プラネタリウム】 併設された巨大プラネタリウム。 ゆったりふかふかの座席シートは、おひとり様用からカップル用、友達でワイワイ用まで様々な大きさを取り揃えている。 座席は備え付けの無重力魔法スイッチを押すことが浮かび上がることが可能で、より天井に、星に近づける楽しみがある。 観測された星々を中央に設置された魔術投影機で映し出している。 日によって、その時の研究成果によって、バリエーション豊かな宇宙を擬似体験可能。 静かに星空を映し出すだけのものから、宇宙を再現し解説ナレーション付きのものや、独自の星座やエフェクト・物語付きの上映もある。
このアトラクションの作成はここに所属するアビス学生が行なっており、彼らの一種の研究発表場所でもあり、生徒たちの娯楽施設のひとつとなっている。 噂を聞きつけた他学生や一般市民が観にくることも。 学院外部からの鑑賞料金は内容や上映時間にもよるが銅貨5枚〜銀貨1枚程度。
後述の「極小疑似宇宙模擬実験室」の映像をライブまたは録画映像を映し出すこともできるため、たまにスペクタルな映画になっていることもある。
【天候調査室】 併設されたもうひとつの研究室。 都の「だれかの記憶を映し出す天候」に興味を抱いたアビス生が探求する場所。 それはどの世界の誰の記憶なのか、誰の願いで、心象なのか。そして何故それは都で起こるのか。 様々な観点から研究が成されている。
別室に【天候再現室】があり、研究した独自の天候を魔術の力で疑似再現されている。 曇りの日が多くてどんよりする時などは、この再現室で晴れ空を見せてもらうといいかもしれない。 手間賃として1〜2枚程度の銅貨を持っていかれるが。 (裏技として、交渉しての値下げや、ちょうど生徒が実験中の際に見学させてもらうなどすることで、安く・あるいは無料で見ることもできる)
Ex【極小疑似宇宙模擬実験室】 いわゆる宇宙シミュレーター。その専用ルーム。 魔力と魔術の結晶たるハイスペック・プラネットスクリーンが円卓に映しだされており、スクリーンに触れることで操作が出来る。 これまでの研究データが蓄積されており、この都で観測し得るあらゆる天体の情報が刻まれている。 このスクリーンに映し出されている疑似宇宙フィールドに自由に天体を出現させることが出来る。 その上で天体を人為的に操作することが可能で、天体の気温を上下させたり、海面を上下させたり、天体に隕石をぶつけてその変化をシミュレートするなど、天体にまつわるあらゆる物理演算的シミュレーションが可能。 人や文明のデータも登録することが可能のため、隕石を落としたら人類がどうなっていくか…というシミュレートまで出来る。 元は宇宙に関する研究――宇宙をこの盤上に疑似再現し、模擬実験を行うために作られたものだが、真面目な研究用途以外にも遊び半分・ストレス解消半分に天体と天体をぶつけて遊んだりする者もわりと後を絶たない。
たとえばお互いに好きな天体を召喚して投げつけあい(ダイス対決やシステムバトル等で)白黒決める天体デュエルなどが流行っていることもある。(主に他校生や一般市民がよくやりがちである)
外部からの市民の利用料は銅貨5枚/h 学区の学生や教師は無料。
例に漏れずこのスクリーンも精密機器のため、負けても決して台パンしてはならない。おまえがスーパーノヴァされるぞ。
ついでに、ここでのシミュレーション映像を録画・中継することも可能で【プラネタリウム】に映画ばりに臨場感たっぷりに映し出したり、有志による天体バトルロイヤル・トーナメントが開催されていることすらある。 混沌極まる天上の研究場兼遊び場。
臨場感を出すために薄暗い部屋の中で星をよく爆発させるため、たまに目がチカチカする。
※試合データも、星や内部のデータも、保存しておくことが可能。追加料金、銀貨1枚。 保存すると、筐体のところから、にゅっと小さなUSBメモリーみたいなものが出てくる。 再び挿すことでデータをローディングできる。試合データはプラネタリウムの機械に挿すことでも再生できる。
【備考】 プラネタリウムイベントや天体デュエル大会など、ご自由に開催してください。 もしもの時のルーム製作者連絡口:私書箱「Ange」 |
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