全高:250cm 体重:28t 名前:リグダ・ルルカン 正式名称:多脚思考戦車 カルダングリル
【概要】 まだギリギリ壊れていない戦闘用ロボット。本来の機能は殆ど失われている。彼が動いているのは恐らく奇跡の産物だろう。 誰かの役に立つ事が存在意義で、ヒトを愛するようAIを組まれている。 冒険者として見探索区域に出ているか、そうでないときは下層~一般居住区の大きな通りをキュラキュラ歩き回ったり、ボランティアしたりしている。
【容姿】 下半身はホイール付の太く無骨な脚部4本で支えられており、上半身は鎧を纏ったような大柄な人型。 右腕は引きちぎれ、太いコードが何本か垂れている。左手は4本指のマニピュレータである。 最大の特徴は、本来コックピットだった筈の腹~胸にかけて開いた巨大な風穴。何か凄まじい一撃にぶち抜かれたのだと思われる。 全身のモスグリーンの塗装は所々はげていて、よく見るとみすぼらしい。
【性格】 『ヒトを愛し、ヒトを守る事が存在意義』とAIにプログラムされているため、自己の犠牲を厭わない。 本来は戦闘用のプログラムを多数積み、優先度最低の項目が搭乗員のための『ヒトを愛し、ヒトを守る事』である。 戦闘用プログラムが破損した結果、前述の思考としてAIが新たに構築された。 なお昔の名残で自分の風穴の中にヒトを入れる事を好む。
【身体能力】 戦闘関連のシステムはほぼ壊滅しており、何百手先を読むようなAI特有の戦闘思考はできない。 放熱システムはガタガタで、全力で動けば直ぐにオーバーヒートする。 駆動用永久バッテリーは最低限の予備のみで、攻撃に転用するのは厳しい。 それでも彼は最終決戦用に生産された兵器である。僅かに残った戦闘機構と、身体の頑丈さを武器に戦闘する。 重量は全てを解決する。マニピュレーターパンチや、足をつかって雑になぎ払うといった行動を得意とする。 特に体当たりは必殺級の破壊力である。冒険の時は仲間の盾になることを主とする、サポーター役である。
【特殊能力】 <重力シールド> 自分を中心に半径10メートルくらいの重力を変調させる。今は雨避け位にしかならない。
<レールガン> 最後に残った強力な殺傷兵器、明らかに人に向けて撃つものではない。オーバーヒート、電力の低下と引き換えに、右手から放つ対『艦』用レールガン。
<センサードローン> 野鼠ほどの大きさのドローンを展開して周囲の様子を探ることが出来る。 本来は飛行型も含めて何十も展開できたが、今あるのは内臓している3体の虎の子。展開できるのも処理の関係で1体。 |
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