[近況日誌] 宿『コウゲツ屋』を拠点とする。
[名] ましろ(只そうとしか名乗らない)
[容姿] 黒髪、黒眼(左が碧眼) 色白な黄色人種の肌。 小娘に見えたとしてもきちんと成人済み。
[服装] 和装に袴、草履という出で立ち。 背に目立たぬ位の切れ込みが入る羽織りの外套と笠。 和刀を二振りと、懐刀。
[和刀] 其の片割れは竜牙を芯に鍛えられた。無銘。
[戦闘技術] 研鑽を重ねられた技能は時に魔法とも呼ばれる。 特に抜刀術の域は――
[性格] 温和であり、控え目。 今一積極性に欠ける。 ――とはいえ放り出された土地でやって行ける程度の図太さはありそうである。
[来歴] ヒノモトの民である武家の父、海向こうの大陸より遥々やって来た異邦人の母との間に生を受けた混血人種。
父方の遠い先祖に鴉の妖の血を汲む者が居り、長き時を経た末、先祖返りによって何時よりか背に鴉翼が生えていた。 普段は隠す様に出来るだけ小さく小さく折り畳み、見目は人間と変わらない。鴉に『白』とは皮肉めいた名であるが。
生まれ育ったヒノモトに突如前触れ無く異国(と思っているが正体は未だ分からず)が攻め入り成す術無く蹂躙を受ける。 最後にまなこが映したのは二種類の赤であった。 戦火の記憶が途切れた後の事は知らずも、圧倒的戦力差による行く末は明らかと判じられよう。
様々な人々も垣間見える文明もごった煮となり行き交う交差点たる此の地は目まぐるしくも、見るもの触れるもの全てが新鮮で、満更でも無さそうではある。
(参考近影は『らぬきの立ち絵保管庫』様よりお借りしています) |
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