初夏から都で暗躍していた怪人。
艶やかな黒髪と濃色の瞳をたたえ、宵闇のようなマントを羽織っている、年若い青年の姿。 その正体は、本物のベスティン卿だった人。 (普段は自分が執事のふりをして、執事に影武者として貴族の政務にあたらせていた)
ミリィらと解決した人形館事件、その犯人であった人形師とはかつての同門の子弟同士。 同じ師のもとで『永遠の存在』を見てしまい、その再現にそれぞれの手段を以て数十年の追求の結果、だんだんと狂って行った集団、その一人の成れの果て。
人形師とは共通の目的を持った者として互いに協力関係にあり、 人形師捕縛後はモッロ商会を通じて子供を入手していた。
時間を概念化する事で、マーキングした相手から簒奪する事が可能。 今までに発見された身元不明者を老人に変えた張本人。 影のような魔獣は皆の推察のとおり干支を概念化して組み込む事で流転により破滅と再生を循環していたらしい。
(たぶんそのうち追記。しばらくしたら登録抹消予定)
イラストは「三日月アルペジオ別館」様よりお借りしました。
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