一発PC名：鳥籠の娘
登場日&シチュエーション:下層の炊き出し会場
所属：ブッチャーズアライアンス
設定：
黒い髪。赤い着物。うつろを抱き固く閉ざした瞼。
赤い鳥の鳥籠を持つ小さな娘。
家族の自由を求め、ある屠殺者に命じられるがまま、爆弾たる赤い首輪を着けて炊き出し会場に訪れた。

其の正体は、ものがたりのひとひら。
赤い鳥と、父と母。それだけの小さな世界に生まれた創造物。
外の世界を描かれる前に閉じてしまったものがたり。その、続きを欲した。
いずれ出会うはずの童の事も、落ちるはずの奈落の景色も、未だ知らぬままの娘。

肉体に埋め込まれた爆弾と共に、爆ぜて潰えるはずだった。
けども、民の優しさにすくわれて、綺麗なままの肉体が残る。
胸の内はきっと、からっぽだけども。
鳥籠を抱かせてもらった娘のむくろは、どこか、安堵したよで、あったでしょう。
　

一発PC名：
パッチワーク

登場日&シチュエーション：
2022/01/12

所属：
ブッチャーズアライアンス

設定：
ブッチャーズアライアンスに人肉を納品する"屠殺者"の一人。喋る言葉はたどたどしい。
襤褸を纏った極端に猫背な老人の風体をしているが、襤褸の内の実態は霊長類獣人の剛腕と子供の細腕をその身に縫い合わせて増設し、脚部を獣脚に置換して操る改造人間である。
また、数の臓器を移植して延命措置を施されていた模様。
人混みに紛れて標的に接近し、隠し腕を活用し鉄串で刺殺しながら物陰へ引き摺り込む手口を好む。

彼の素姓を知る者は下層に居ない。その拠点すらも明らかにされていない。
人肉の納品は"パーツ集め"のついでにしていたのだとも噂されていたが、真相を知り得る者は最早存在しない。

一発PC名：
尖兵チンクエデア

登場日&シチュエーション:
2022/01/20 「ビリービリーの拠点」（フリー2）
ジェイ一行の強襲を未然に阻止するも、常夜露との交戦で死亡。

所属：
"薬剤師"ビリービリー

設定：
ビリービリー麾下の傭兵。
革装備にマントの冒険者然とした出で立ちの伊達男。気さくで頼れる、美人には滅法弱い二枚目半。
長剣＋αを駆使して組み討ちに持ち込みナイフで仕留めるスタイルには定評があり、かつてはそこそこ名の通った闘士でもあった。

下層に身を窶した理由は寝煙草の不始末。人生の分岐点なんてそんなものだ。

「オレもヤキが回ったな……」
「だが、悪くない」
「死ぬまで生きろよ、レディ」

一発PC名：
“執行者”ギロチン・メイデン

登場日&シチュエーション：
2022/01/20 「ビリービリーの拠点」（フリー2）
拠点防衛に参戦するも、ジェイの手によって破壊され死亡。

所属：
“薬剤師”ビリービリー

設定：
ビリービリーに雇われていた異形のメイド。
ペストガスマスクを被り、長い黒髪を持つが、その中に顔はなく黒い靄のようなものが渦巻く。その素顔を見たのは死亡日に会敵した者のみだろう。
ロングドレスのハウスメイド服を纏う、その服の下は「アイアン・メイデン」
裾の下からもその筒状の金属が覗いているが、分割して蜘蛛のような6つ脚に変形する。
その素性は、聖母の顔が無貌の黒霧となり、鉄蜘蛛の脚を生やした、意思持つ「鉄の処女」
人皮が張り付けられた意味なき偽装の手には「処刑人の剣」刃先は斜めになっておりまるでギロチン刃。

蜘蛛脚分割前（筒状状態）は魔導式浮遊移動。文字通り滑るように走る上に防御力も高い。しかし小回りは効きにくく、大きな上下移動はできない。省エネモード。
蜘蛛脚分割後（6つ脚状態）は多関節とその脚数を利用して本物の蜘蛛の如し跳躍力を発揮する。伸縮可能。執行モード。

本来は法廷に仕えるメイド。
法の名の下に執行の刃を無機質に正確に振るい落とす者であった。
しかしこの世界に漂着し、職を失った"執行者"は断罪すべき罪人を求めて下層を彷徨う。
そこでビリービリーの「総統閣下」を見て、前の世界で過ごした国と重なったメイドは総統閣下のための執行者となった。
総統閣下の邪魔（叛逆）をする者は例外なく死罪である。

最終形態「アイアン・メイデン」は名の通りに「拷問器具：鉄の処女」であり、抵抗激しい罪人をいち早くやさしく処刑するための最終手段。
無数の棘と深い闇が覗くこの中に収めればひとたび命を慈悲深き"主"の元へ送れる――はずだった。

「メイドになる前の私(わたくし)…ですか。…質問照合。回答検索中…」
「…エラー発生」
「最古の記録は"ギロチン・メイデン"――これより古い記録はございません」
「私は法廷に、閣下に仕える者。…そう定められた執行者にございます」
「はい。…それ以上でも、それ以下でもありません」

「対話終了。　引き続き執行を…、…　」

…
……