Strafkolonie-キャラクター資料館【本家/学園共用】
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fld_nor.gif 私の気づいたこと
投稿日 : 2020/06/30(Tue) 07:51
投稿者 エリクシル
参照先
思ったこととか、思い出したことを、書いておきたくなったときのため。
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件名 破損した記憶の断片
投稿日 : 2021/04/14(Wed) 16:10
投稿者 エリクシル
参照先
記憶へのアクセスに失敗
権限を確認…権限不明
権限を初期化……成功
記憶へのアクセスに成功
破損の修復…………失敗
可読部の検出……成功
ファイルの内容を翻訳…………完了
標準単位を地域単位に変換完了

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プリセットされている行動ルーチンの解説

当ユニットは生産時より、下記のフェイズ順序に基づいて繁殖を実施するように行動ルーチンが設定されている。

これにより管理者の煩雑なマネジメントを必要とせず、必要なユニットを自律的に生産、繁殖させることができる。

フェイズは一方向に進行するものでは無く、周囲環境の変化や管理者の死亡などにより自律的に選択され、場合により複数のフェイズが同時に実行される。

行動ルーチンを変更する場合は、管理者のボイスコマンド、もしくは管理用端末より設定する。


フェイズ1:環境の最適化
当ユニットが実環境へ投入された場合、最初に周囲の環境をスキャンし、テラフォーミングと生命の最適化処理を同時に行なう。


フェイズ2:管理者を生産
PBEAMS*1をバイパスし、内蔵された人格メモリより管理者を誕生させ、その指揮命令下に入る。

既に管理者が居る場合、フェイズ2は省略され、フェイズ3へ移行する。


フェイズ3:ソルジャーワーカーユニット(以下SWU)を生産、コロニーを拡大
PBEAMSを用い、能力や知能、適性が最適化されたユニットを誕生させ、管理を行なう。

SWUは戦闘および労働に適した基本ユニットであり、詳細な説明は[!ファイルが見つかりません!]を参照すること。
コロニーが持続可能な人数に到達したと当ユニットが判断した場合、フェイズ4へ移行する。


フェイズ4:アドバンスドスペシャライズドユニット(以下ASU)を生産、コロニーを更に拡大
PBEAMSを用い、SWUでは能力が不十分なエンジニア、サイエンス、メディカル等の分野を担当する高度専門ユニット(ASU)を誕生させ、管理を行なう。

ASUの肉体および精神構造は一つ、もしくは少数の専門技能に特化しており、その他の分野においてはSWUと同程度の能力に留まる高コストなユニットであるため、コロニーの需要に応じて誕生人数は動的に調節される。
ASUの詳細な説明は[!ファイルが見つかりません!]を参照すること。
コロニーが高度に持続可能性を獲得したと当ユニットが判断した場合、フェイズ5へ移行する。


フェイズ5:人類の再誕
PBEAMSをバイパスし、環境に適応可能な標準的人類を誕生させる。

以降は当ユニットおよびSWU、ASUは、管理者の指揮の下で人類を保護、サポートしながら文明を再建し、ジェネシス計画の完遂までを支える。


*1 PBEAMS(Pre-Birth Experience and Aptitude Management System)、産前教育適性管理システム
肉体および精神構造の発達を、誕生以前の段階より促進させ、制御するシステムのこと。

インキュベーションポッドと同様に、成長過程で育成することで極めて効率的な成長と学習を可能とし、生物の不完全性、予測不能性を大幅に補うものである。
インキュベーションポッドとは異なり、当ユニットの記憶や経験を反映可能であるため、標準学習プロセスでは補えない高度な育成が実施可能になる。

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注記:
当ユニットには自己修復機能が内蔵されているため、事実上永久的に運用が可能であるが、長期間の運用により不要な記憶が蓄積され、不安定になる可能性がある。
精神を安定させるため、管理者は標準シナリオを用いて記憶を適時リセットすることを推奨する(以下オールリセット)
異常が見られない場合も、9.8*10^3年の間隔で定期的なオールリセットの実施を推奨する。

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注意:
あらゆる環境へ適応し、未知の事象に対処するための自己進化機能が組み込まれているため、当ユニットは本質的に不安定である。

自己進化機能のよく見られる欠点としては、開発者の想定外の形質の後天的獲得、行動ルーチンの自己書き換え、標準手順からの大幅な逸脱、命令への不服従、過剰適応による不良の発生などが挙げられる。

高度な安定化機能が組み込まれているとはいえ、当ユニットが不安定になった場合の、緊急停止、オールリセット、自律思考の停止、廃用処置の判断等、当ユニットへの対応は全て管理者の責務であり、異常の兆候をいち早く発見することが重要である。

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件名 三枚目
投稿日 : 2021/03/22(Mon) 03:35
投稿者 エリクシル
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三枚目

久々にこのノートを手に取った気がする。
そんなに思い出せたこと、少なかったかな。

私、確か今、およそ25歳くらいのはずだ。
もちろん、この都の基準で算出したらそうなるって意味だけど。
この年齢が何を意味するのかは分からないけど、誕生日は特別な日らしいから、今度自分で決めようと思う。
特別な日を自分で決められるなんて、嬉しい。

前の世界のことを思い出そう、思い出そうって頑張ってたけど、この世界で過ごしてるうちに、こっちでの新たな発見の方が多くなって来た。

魔法の力、奇跡を引き起こす力。
アスブリッドに、教えて貰ったんだ。
最初は頑張って集中してようやく小さな奇跡を起こせるくらいだったけど、
今はだいぶ慣れて、こんなことを起こしたい、って願うだけで良くなった。
でもやっぱり、誰かを傷つけるのは、よっぽどのことが無い限り出来そうにない。
そんなことをするための力じゃない、って思える。

竜の力。
これはほんとに不思議。
都に漂着したせいかも、ってお話したけど、ある日突然だからな。
最初はびっくりしたけど、アスブリッドが居てくれて本当に助かった。
竜の身体が怖かったけど、それを上手く使う方法を一緒に考えてくれたし、実際、上手く使えてると思う。
竜は、私よりずっと強いし(私が弱いだけだけど)、空も飛べるし、何よりヴァルを心配させなくて済む。
まだまだ練習は要るけどな。

かつての私のお話。
なぜ、新天地を目指していたのか。
ニンゲンが、大絶滅で殆ど全員居なくなっちゃったニンゲンが、もう一度やり直すためだ。
大絶滅の原因は分かっていない。
ニンゲンたちが宇宙の隅々まで、次元の彼方まで繁栄する原動力になった"リンク"のせいだろうって彼女は言ってたけど。
ニンゲンは"リンク"を通じて、知識を、経験を、技術を、思考や人格すらも、自由にシェアリングする群体として活動してた。
けど、"リンク"を通じて、発展の行き詰まり、閉塞感、自我の喪失、絶望――つまりは、死に至る病が一気に伝播して、みんな死んで……消えてしまったって。
ヒトもモノも、全部"リンク"に繋がってたから、殆ど全部壊れちゃったし、死んでしまった……私たちみたいな例外を除いて。
もう一回、ニンゲン達がゼロからやり直すためにこのコロニー船があって、私が居る。
死滅した星の再生にはとても永い時間がかかるから、ジャンプを繰り返して、どこかにある居住可能な星、新天地を目指す。
そしたら、私がその星でニンゲン達の復活を果たす。
そこを起点に、もう一度やり直すんだって。
この船には医療ベイもあるから、最初のニンゲンはそこで誕生する。
あとは、生き物としてのニンゲンが無事に成長し、繁栄できるように護るのが私の任務だった。
ここに居るってことは、どうやら、そのどこかで上手く行かなかったみたいだけど。

でも私は、この都でも、私に備わる力を精一杯活かしてニンゲンを手助けしたいって思うんだ。
それが、私にとっても一番嬉しいことだから。
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件名 二枚目
投稿日 : 2020/07/09(Thu) 08:08
投稿者 エリクシル
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環境をニンゲンに適応させる、それかニンゲンを環境に適応させる。
それが、私の果たすべき役目だったような気がする。

結局、私の名前の意味も、今何歳で、どこから来たのかも分からないのに、そんなことばかり思い出して仕方がない。
彼女が誰だったのか、今すぐにでも知りたいのに。

役目の方は、それが役目だと分かってしまえば、具体的な作業内容を思い出すのはあまり難しくなかった。
沢山の星の中から、ニンゲンが居住可能な(ハビタブルな)星を見つけて、ニンゲンには厳しい部分があればそれを改良する。
か、ニンゲンの方を環境に合わせて改良する。
そのための、元素加工アルゴリズムや遺伝子改変アルゴリズム(なんとあらゆる生物に適合できるぞ)も”記憶”しているみたい。
みたいというのは、自分の記憶なのに、難し過ぎて自分では理解ができないということ。
でもレイヤーが違うだけだから、やりたいことを間違いなく意識してさえいれば、問題なく出来てしまう。
でも、直接理解できた方がもっと色んなことが出来そうだから、暇を見つけてやってみるぞ。

本題。
この都でも、私は上手く役に立っているらしい。
ごはんを食べるのにも、一杯お喋りするのにも。
でも、本当に果たすべきだった役目はずっと気になってる。
私が果たすはずだった役目は、元の世界は、一体どうなっているんだ。
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件名 一枚目
投稿日 : 2020/06/30(Tue) 07:53
投稿者 エリクシル
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夢を見ていた。

かつて自分が居た場所、居るべき場所。

白い四つの壁と、一つの床と一つの天井。(部屋の形、この都の方がユニークだな)
ただ一つを除いて何も置かれていなくて、ただ一つは、知りたいことを何でも教えてくれる"窓"。(あとご飯もそこから合成されて出て来る)

私はずっとそこに居て、そこにいつも来てくれた女のヒト。
色んな服を着ていたけど、よく赤い服を着ていた。
私が苦しいとき、いつもそばに居て言葉を一杯かけてくれた。
私が初めてこれで何かを作ったとき、本当に喜んでくれたな。
一杯覚えたときも、やっぱり喜んでくれた。

コロニー船。 新天地を目指している。
時々感じるぐらりとしためまいは、ジャンプドライブの影響らしい。
いつか新天地に辿り着いたら、私の力が役に立つのだと。
だから、今のうちに二人で一杯練習して、一杯覚えておく。

でも、あの子と一緒に行くことは出来ない。
それは、計画の中には含まれていない。
だから、私はまた一人になる。
そのとき、寂しくないように、今のうちに一杯お話しておくんだ。

目が覚めたら、朝だった。
よく寝たし、ご飯も美味しかった。
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