エリクシル様の手により一室丸ごと温室化。以下説明文は頂いたものとなります。（掲載許可をいただいております。有り難うございます。）


常照の温室空間

マリの自宅の一室を改装して作り上げられた、様々な植物を豊かな日差しの下で育てられる広々とした温室型の拡張空間。
中には多くの木々や植物を育てられる豊かでゆとりある空間が広がり、様々な植物の出身地に合わせ、温室内には複数の異なる気候のエリアを設けてある。
温室の中央には憩いの泉も備わり、澄んだ水でひと時のリラックスも楽しめる。
夜になれば温室にも夜空が広がり、星々がまたたく。
拡張空間に繋がる扉の材料には、鮮やかな木目と深みのある赤茶の風合いの紫檀(ローズウッド)を用い、そこに薔薇のアーチを模した花と蔦の絡み合う精緻な彫刻細工を施してある。


温室の空間内には、背の高い円筒形のガラス張り温室が広がっていて、陽光を再現した暖かな光がガラスの外からさんさんと降り注いでくる。
光景投影により、日差しだけでなく鮮やかな青空や雲も再現されていて、温室での日光浴を楽しんだり、洗濯物を干すことも可能だ。
更に、時間帯によっては夜明けの空や夕暮れ時、そして夜の月や星々も見ることが出来る。

温室内は、上から見るとトランプのクラブのような形状になるように三つのエリアに分かれている。
各エリアの地面は煉瓦を円形に敷いた遊歩道によって内円と外円に区切られていて、外円は根をしっかりと張る樹木向けの土質に、内円は野菜や花などの比較的背の低い植物向けの土質になるよう調整されている。
空間のゆとりを大きく確保していることで、植物たちものびのびと成長できるだろう。
適度な間隔を空けて植えれば、各エリアごとに7本の植樹が可能になっている。

そして三つのエリアが交わる中央部には、妖精や精霊たちの憩いの場として、水がこんこんと湧き出し続ける小さな泉が設けられた。
散水用の貯水器の水を利用していて、磨かれた綺麗な水をいつでも楽しめるようになっている。
中央部は小さな庭園として自由にアレンジできるよう、スペースをゆったりと取ってある。

それぞれのエリアは、エリア毎に異なる温湿度を調整できるようになっているため、多様な気候の植物を同時に生育するのに向いている。
エリア間は風のヴェールによって区切られていて、開放感を保ったまま自然に行き来が可能だ。
エリアごとの温湿度調整や日照パターンの変更などの温室に施された空間調和魔術の制御は、拡張空間に入ってから、連絡扉のすぐ脇のコントローラのパネルから設定できる。
コントローラは直感的な操作が可能なインターフェースを備えており、初めてでも簡単に最適な設定が出来るように工夫されている。

日照パターンは、流刑の都に連動した昼夜サイクルの再現が標準で入っている。　植物たちが、葉に満遍なく日差しを浴びることが出来るようだ。
次に、昼夜をそれぞれ何時間にするかを設定するモード。　特定の季節を再現したり、あるいは常昼、常夜の状態を作り出すためにも使えるだろう。
最後に、特定の時間帯を再現するモード。　真昼や朝、または夕方や夜など、こちらも常時適度な日差しを注ぐのに用いたり、あるいは日当たりの確認にも役立ちそうだ。

また、温室へ水を供給することで空間内の各所に設けられた水やり用の水栓が使用できるようになる他、コントローラを用いることでスプリンクラーから定期的に散水したり、温室の天井から降雨のように自然に水やりすることも出来る。
温室の外には流刑の都の郊外の景色も再現されていて、まるでそこに温室が建っているかのよう。
この景色や、また空模様、夜空などの情景はカード型の記録媒体に保存されており、コントローラに差し込まれているカードを交換することで違う景色を楽しむことも可能になっている。

最後に、この温室の動力源であり、そして陽光の源となる魔晶石は、温室の中央の、腰くらいの高さのピラーの上にカバーをかけられた姿で安置されている。
竜の持つ春の力をたっぷり注ぎながら結晶化した魔力の塊であり、桜色の大きな魔晶石に手を近づけると、生命を育む春の日差しのようなぬくもりを感じられる。
この生命力を帯びた日差しが温室全体に循環し、植物たちをすくすくと育むようだ。
これ自体が非常に大きな魔力を宿しているが、もしも魔力を消費した場合は、ピラーの中に魔石を入れる空間があるため、そこに手頃な魔石をざらざらと投入することで魔晶石をリチャージし、長く使うことが出来るようになっている。

焔PCとマリPCが共同で借りている一戸建て。

港地区の一角にある、屋根も外壁もびっしりと緑の蔦で覆われている家。赤い屋根にクリーム色の外壁の片鱗が所々で伺うことができる。サンルーム付き。

※6月中旬～11月にかけて、つる薔薇に花が咲く。

品種は「クイーン・メイブ」。
アプリコットオレンジのロゼット咲き。ミルラ混じりの紅茶のような香りがする。


キッチン：対面式キッチンのペニンシュラキッチン


家に憑く五人の妖精たち

①つるバラ妖精『メイ』…妖精たちのリーダー☆

アプリコットオレンジのウェーブ髪に、蜂蜜色の瞳。蜂蜜色のロゼット咲きの薔薇の髪飾りでツインテールを結っている。
新緑の木の葉のドレス。薄く金色の燐光を放つ翅で滞空する。

家を覆うつる薔薇の妖精であり、主に警備を担当する。
薔薇風呂でおもてなしするのが好き。その折によく歌っているが、ことごとく音痴である。


②シルキー

白いシルクのドレスを着ており、布の被り物をしている。
謂れのためか、『亡霊』と『妖精』の側面をもつ。
マリ様より少し若い身なり。動いた時にドレスが擦れてさわさわと音が鳴る。
恥ずかしがり屋の口下手で噛み噛みである。
家事などの手伝いや暖炉の火の番をしてくれる。


➂トントゥ、トムテ、ニッセ

赤いトンガリ帽子に服を纏う、親指サイズの小人。北欧の家を守る妖精の一種。

トントゥ：ま白い顔立ちのあどけない顔（末っ子っぽい雰囲気）

トムテ：目深に帽子を被り、丸っこいお鼻に灰色のもじゃもじゃ髭

ニッセ：白いひげを蓄えている

主に植物の世話の手伝いを担当している。


家で稼働中の三匹の花壇型うさぎゴーレム×3　【ジーナス様製】

背中に花を植えられる土製ゴーレム。
名前は『てつの』『むてき』『パルコ』

・世話は土と水を与えれば良い
・肥料を与えると喜ぶ
・土なのでモフると汚れる