ウェリン・アナーム・ミュアヘッド　Welwyn.Unarm.Muirhead　
武器いらず
ヴァレット・アンロック・ミュアヘッド Valett.Unlock.Muirhead
鍵いらず
ヒュー・アンハート・ガルデン Hoe.Unhurt.Gaarden
傷いらず　（７/31）


アース（ARTH）：
重力が万物に負荷（重さ/1G）を与えているように、世界から存在を試す負荷（存在負荷/１A）が常に万物にかかっている。
そのため、存在するに必要なエネルギーを物質は常に発している。
これが『存在力（アース）』であり、これがあることで、ありとあらゆるものは存在している。

存在しているのにもかかわらず、存在負荷に負けた場合。
滅多にない事象ながら存在は跡形もなく消滅し、残った人々なりの記憶は改竄される。
『元々、存在しなかった』と世界に潰される。

一方で、消滅した存在はラジオの周波数が変わったような状態であり『その世界では認識されなくなった』とされているだけ、という説もある。
俗に言う『霊魂』『幽霊』は存在が消滅したものの、周波数が変わった者の姿なのだとか。

ＥＰ（Energy Plant）：
何もない世界で生活するために、あらゆる物質を産むために造り出された存在。
飲料水から始まり、電力、火力といったエネルギー、建築資材、食物などなど。彼らに創り出せないものはない。
その正体は試験管ベビーを何体も融合させ、一つの身体に多くの存在力を持たせ、そのまま維持させたもの。
自我を持たせぬよう赤子のままアースだけを取り出し、生活に必要なエネルギーと物資を製作。
赤子は羊水管の中で夢を見続ける。そして、赤子のままアースが尽きて消滅する。

人間で比較した場合、老人よりは青年。青年よりは赤子の方が存在力は強い。
そしてそもそもが『何もない世界』だったからこそ、何かを産み出すには手元にあるものでなんとかしなければならなかった。
だが、EPの正体を知るものは神官と修道士のみ。あとは、神殿に忍び込みEPを盗み出した一部のヒャッハー。

『原初たる存在力』であるアースライト神が、人々のためにEPをもたらした、と一般人は認識している。
またEPを管理をしているのは神官たちであり、EP工場は神殿として扱われている。
試験管ベビーをアース化し融合させる技術は、神官たちのみの間で伝わり、設備を含め工場外で行うことはほぼ不可能。
修道士は神官や工場、EPを守るために密かに配備されているが、一方で盗み出されたEPを処分するために動く。
ただ、修道士の存在は伝説のように語られ、神官の中の誰かである、ということしか誰も知られていない。

人間の細胞は毎日のようにエラーを起こす。
同様に試験管ベビーも年々、エラーを起こし、劣化している。
それゆえに、まともなEPを産み出すのが年々困難になっており、年に一回、赤子をアースライト神が欲しているとして、神殿に赤子を集めている。
しかし、献上される赤子の数が徐々に減っているとか。

オーランド（0-LAND）：
滅びかけた世界。赤茶けた砂と岩しかない大地。
どうしてこの世界はこうなったのか、が記録として存在しないため、気付いた時には荒廃した大地に人々は取り残されていた。

スチームサンドトレイン/スチームサンドカー：
オーランドを渡るのに必要な車。
スチームサンドトレインは街と街を繋ぐために、定期的に周回。
物資、店、宿などが揃っていることから巨大な動く街とも。
大概の場合、個人旅行者はスチームサンドカーに乗って、スチームサンドトレインに同行する形を取る。
そのため、キャラバンとなってオーランドを渡る。
動力はEPが尽きるとスチームサンドは動かなくなるので、周回する街々でEPを補充。

盗砂団ミュアヘッド：
ワンセコンド地域で有名な盗賊団。

空間移動：
並ぶ平行空間の端と端を摘まんで捩じることで『×』を作り出し、その接点から移動をする空間移動。
物質も空間を移動させて、手元に出したり出来る。
『兄』の能力。

存在創造：
自分の知っているもの、構造の解っているもの、火、雷、水なども創り出すことが出来る。
魔力の類も分析出来ていれば存在力を変換し、創り出せる。
『弟』の能力。

復元＆吸収：
存在力を注ぐことで『少し前の状態』に復元する。
人体損傷、物質損傷などを元の状態に復元出来るが、死んだ者を生き返らせることは出来ない。
呪詛、記憶、想い、魂という概念については、復元ができないため。

存在するための力を吸収し、主に物質を消滅させる。
ただし、自分のキャパシティ以上の存在力（エネルギー）を吸い上げた場合は、肉体が破裂してこちらが死ぬ。

『俺』の能力。

分析：
触れること、視ることで、存在力の状態を把握、認識出来る。
分析することで、特定の存在力を『座標』として物質や自分を空間移動させたりも出来る。