［海］
灰色の海域が果てしなく広がっている。
外から流れ着くものは多々あるが、内から流れ出ることは容易ではないだろう。
時折、大型の漂流物や離島の発見を目的とした「調査船」が水平線を行き来しているのが見える。これは当局直属だったり民間の冒険野郎だったり。官民共同だったり。
（世界観説明より）



俺もその冒険野郎のひとりさ。
そう、ついに見つけたのよ。はるか東の海域に浮かぶ離島をな。未踏区域に分類される離れ小島だ。
こういうとき船長は都の上層部に即座に報告する真面目キャプテンと、報告する前に乗り込んで目ぼしいモノはちゃっかり頂いちまおうって不良キャプテンに分かれるんだが――
俺は不良だ。で、失敗した。部下と共に意気揚々と乗り込んだんだが、あの島はなんとも「奇妙なルール」に縛られてるらしい。ま、元々の世界が違うんだから当然ちゃあそうだが。ともかく気味が悪くなって早々に逃げ帰ったぜ。

それから「当局直属」の調査船が派遣されるのかと思ったら、冒険者を公募して再度調査に出向けとのお達しが来た。あの島の奇っ怪ぶりには上層部も手を焼くって事か？さぁ、どうだか。真意は不明。ともかく前人未到の離島を漁りに行く大チャンスってわけだ。人手を募る。部下どもはすっかりビビっちまってあてにならねぇ。命知らずの冒険野郎が必要なんだ。わかるよな？

船賃はこの際要らねぇから、見つけたお宝の半分で手を打とう。なにぃ、アコギだと？じゃあ1/3でどうだ。おいおい待て待て、それじゃ1/4でいいから――



［導入］
このところ歯車亭で連日そんなガバガバなスカウトを続けている自称船長が居た。
与太話としてはまぁまぁだが、うさんくさい故、真面目に相手にする者は少ないようだ。
しかしこの男、どうやらウソは言っていないらしい。勘の良いあなたならわかるはずだ。
上層部にまともに認知されているかも不明な孤島へと向かう船に、ここはひとつ乗り込んでみる事にするかどうか――



開催期間：6/18～6/19　（金、土。２日間の前後編。どちらも22時開始。）
参加資格：冒険野郎なら誰でも
場所：船着き場　第７埠頭に集合
内容：奇妙な島の調査。ドタバタしながら探索。コメディ系。




（※当イベントの開催にあたっては副管理人様に概要を事前説明し、承諾を頂いております。「新規に発見された未踏区域の島を期間限定で探索する」系統のイベントは、Q&Aの13番（改訂版）に則り、どの参加者の方でも開催して頂いてOKになっているとの事です）