エリクシルだ。

みんな、いつも街や屋敷の調査をありがとう！
屋敷の調査中、上階に何やら非常に広い部屋があることを発見したんだ。
部屋の外から内部の様子を調べようとしたが、空間の歪みのせいで上手く認識できない。

だから、このエリアの調査を4月20日(RT2200より！)に実施しようと考えている。
もし良ければ調査に協力してくれると嬉しい、何が発見できるか楽しみだ。

報酬の話がまだだったね。
調査協力のお礼に一人あたり銀貨2枚、加えて発見できた物品の価値に応じて報酬を出せる、けど、正直に言えば、後者は何が見つかるかどうか全く見当がつかない。
もし何も見つからなかった時は、私から追加で銀貨を1枚支払おう。

改めて、お願いするね。

エリクシルだ。

先日は屋敷の内部調査に同行してくれてありがとう。
おかげであの屋敷の内部構造のデータを得ることが出来た。
今のところ脅威は確認されていないが、邸宅内は比較的複雑に入り組んでいる、迷ってしまわないように気をつけて、引き続き調査して欲しい。

今のところ、めぼしい調査対象は厳重なロックがかかった扉くらいだ。
この扉を開けるためのキーと権限が必要なようだが、どこにあるのか全く見当がつかない。
鍵を管理している者が居るとすれば、屋敷の主、あるいは ハウス・スチュワードに類するドールだろうか？
特別なドールを発見した際は、回収をお願いしたい。　回復不可能なドール達は丁重に埋葬する計画を立てている。

―――調査可能な部屋―――
屋敷の内部はフリースタイルの調査になります。
見つけた絵本や茶葉などに詳細な設定が欲しい場合は、鑑定を私書[artificial]にご依頼いただければ対応いたします。

・客間
瀟洒な内装の客間は屋敷に幾つもあるが、どこも鋭利な物体によって無造作に切り裂かれたように荒らされている。
ベッドやワードローブ、デスクやカウチチェアは無惨に破壊され、枯れ果てた観葉植物の鉢が転がっている。
室内を探せば、破壊を免れた卓上ランプや万年筆、快適な枕など、合計で銀貨1d8相当の高級な調度品を入手できるだろう。

・厨房
ここも巨大な斬撃が走った痕跡が残されている。
冷蔵庫は既に持ち去られてしまったが、広い厨房には未だ各種の調理器具や豪華なカトラリーが残されている。
棚を探せば、茶葉やコーヒーの缶、乾燥ハーブの瓶などの保存が効くものが見つかるだろう。

・回廊
屋敷の内部をぐるりと周回できる広々とした廊下だ。
壁にかけられた絵画は稲妻の痕跡で焼かれたりずたずたに切り裂かれたりしているが、一枚だけ、23人の少女達が笑う姿の絵画が無事に残されている。

・談話室
この部屋は不思議とあまり荒らされていないが、本棚の本はごっそりと無くなっている。
絵本や娯楽小説の類は残されていて、室内を探せばここでもストックされた茶葉などが見つかるだろう。

・サンルーム
植物と共に日差しを浴びて過ごせる快適な部屋だが、今はあらゆる植物が枯れ果ててしまった。
室内を探すと、かつてこの部屋で繁栄していたのだろう花やハーブが遺した種が見つかるだろう。
特別な鑑定が可能でない限りは、その種を育ててみると、咲いた花に驚くことになるに違いない。

見つかる種：黒百合の種、白いカトレアの種、金のガーベラの種、銀のサンカヨウの種、茶色のデイジーの種、スターゲイザーハーブの種。

・鍵がかかった部屋
物理的、および魔術的に強固な防護がかけられた、黄金の歯車で飾られた扉がある。
現在開け方は分かっていない。


※特別な部屋
・荒らされた保管庫
各部屋の調査中に、1d100で90以上を出すと発見できる隠された部屋。
複数人で調査中は、誰か一人が90以上を出せば全員で発見可能。

隠し部屋の中は無数のドールの素体が散乱しており、ほとんどのドールの部品は割れたり欠けて壊れてしまっているが、腰を据えて室内を探せばまだ使える高級ドールのパーツが見つかるだろう。

1d6……
1:ドールの腕、肩から手首まで
2:ドールの手、手首から指先まで
3:ドールの脚、大腿からつま先まで
4:ドールの腰、腹から腰まで
5:ドールの胸、首から腹まで
6:ドールの頭、心はまだ入っていない

履歴：
3/10　初期調査エリア(市街)
3/12　発見した素材のデータを末尾に記載
3/12　調査エリア拡大(市街)
→瓦礫の撤去のおかげで踏み込める範囲が広がった、ありがとう！


―――
調査手順：
現地の調査手順が整った、これを参考に調査を進めてくれるだろうか？
調査可能な領域が拡大できたら、都度連絡する。

1.保護バッヂを着用する
　バッヂはカード型で、調査拠点で調査を申請すると受け取れる。　調査終了時には返却して貰う形だ。

　これは未知の領域の病気や汚染から身体を守ると共に、調査中のメンバーの数を把握するためにも用いるから着用をお願いする。
　また短距離転移を応用した脱出機能も内蔵している、調査拠点に転移することが出来るから、ぜひ役立てて欲しい。

2.現地調査を実施する
　現地調査には若干だが報酬が出る、1エリア(調査ダイス1回)につき銅貨5枚だ。
　現地は未だ魔物や脅威が存在する、また地形も不安定なため、頭上や足元も要注意だ。
　空間の接続点から現地に入るほか、屋敷の前のマーカーに転移することもできる。
　(複数名で調査する場合は、代表者のダイスに合わせるか、各々で結果を判定するかを任意選択可能！)

3.調査中は制限時間(調査可能回数)に注意！
　保護バッヂには効果時間の制限がある。
　また保護バッヂは一人ずつに合わせた特別なチューニングが施されていて、貸し借りが出来ないんだ。
　毎日少しずつ効果時間は回復していくが、貯蔵できる限界値もある。
　手間をかけてしまうが、数日おきくらいに調査に参加してくれると最も効率的だと思う、よろしくね。

　(調査ダイスを振れる回数は、1日につき3回ずつ回復します。　ただし、最大で9回までしか取っておけません。)
　(初めての調査では3回からスタートします。　3/7の導入イベントに参加してくださった方は、9回まで貯まった状態からスタートできます。)
　(ご不明点は私書箱artificialまでお問合せください！)

集まったものを調査・解析し、作れるものを徐々に増やしていく予定だ。
あるいは換金することも出来る、協力、お願いするね。

―――
調査ダイス：調査ごとに1d10を振り、出た目のイベントが発生します。
より危険なエリアに踏み入る場合は1d10の結果に+10を、
全域を歩き回る場合は1d20をお願いします。

１：街路を歩いていると、瓦礫の中にクローゼットが埋もれているのを見つけた。　中の衣類はほとんどがひどく傷んでいたが、魔力を帯びた布で出来た服は分解して素材に出来そうだ。
機能性生地x3を入手。

２：半ば崩壊した住宅を調べると、きらりと光る宝石箱を見つけた！　と思ったら、綺麗な色合いの硝子玉が入っているだけだった。
高精細ガラスx3を入手。

３：瓦礫に覆われた地下室への扉を見つけた。　地下に入ると、大部分は崩れ落ちていたが、無事な作業机の上に自動人形の一部(腕か脚)が乗っていた。　周囲には修理に使うつもりだったのだろう材料が残っている。
弾性セラミックx2、多目的バイオセルx1、模擬神経ジェルx1を入手。

４：焼け焦げた小さな庭園に辿り着く。　よく見ると、低木の影にピクニックバスケットを見つけた。　魔物に荒らされた形跡があるが、ドール用と書かれた瓶は手つかずだ。
多目的バイオセルx3を入手。

５：全身を切断され、完全に壊れた自動人形が壁にもたれかかっているのを見つけた。　隣に工具箱があり、おそらく破壊される街を最後まで直そうとしていたのだろう。　工具箱の中身を活用させて貰おう。
電磁合金x2、弾性セラミックx1、機能性生地x2を入手。

６：街角の小さなコーヒースタンドのような店の残骸を発見する。　ドール専用と書いてあり、おそらく自動人形のリフレッシュに用いていたのだろう。　大きな瓶の中に液体が納まっているのを見つける。
模擬神経ジェルx3を入手。

７：服屋と思しき看板を掲げた廃墟を見つける。　店は完全に瓦礫に埋もれているが、瓦礫を掘り起こすとボロボロになった服やアクセサリーが出て来た。　分解すれば材料に出来そうだ。
機能性生地x2、高精細ガラスx2を入手。

８：小さな池のある公園を見つけた。　住み着いている魔物もここに水を飲みに来ているようだ。　魔物が集めている最中に落としたらしい、キラキラしたものが散らばっている。
電磁合金x2、高精細ガラスx2を入手。

９：大破した小さな町工房を見つける。　自動人形の修理や道具作りをしていたようだが、めぼしいものは殆ど持ち去られた後だった。　それでも店内を調べると、少しだけパーツを見つけることが出来た。
弾性セラミックx3を入手。

10：水飲み場の前に立派な彫像が立っている。　自動人形によって彫られた像だというそれは、奇跡的に戦火を免れて健在。　周囲を調べると、像の影に、「これを見つけてくれたヒトのために」と流暢な字で書かれた包みが置かれている。
電磁合金x1、多目的バイオセルx2、模擬神経ジェルx1を入手。

11：街角に、三体の自動人形が倒れている小さなクレーターを見つけた。
どうやら防衛用の自動人形だったらしい、この街を守ろうと防衛陣を作っていたようだ。
彼らの武器の残骸を回収しよう。
電磁合金を3d4入手。

12：路地を調べていると、物陰で何かが動いた。
翼の無いコウモリのような、中型犬くらいの魔物が襲って来る！
(闘いに自信がない場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目3以上ならば勝利！　2以下ならば噛まれてケガをしてしまうだろう。
戦闘後に、魔物が漁っていた木箱の中から多目的バイオセルx4を入手。

13：廃墟の屋根の上に鳥の巣を見つけた。
何かがきらりと光っている。　不安定だが廃墟をよじ登ってみようか？
(身のこなしに自信が無い場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目5以上ならば無事に手が届く。　4以下ならば崩れてケガをしてしまうだろう。
鳥の巣には卵は無かったが、高精細ガラスx4と、銀貨1d4相当のアクセサリーを入手。

14：人工温泉の公衆浴場を見つけた。
屋根や壁が吹き飛び、露天風呂のよう。　街は等しく戦火に晒されたようだ。
お湯は未だこんこんと湧き出している、浸かると安らぐだろう。
客のものと思われる衣類が散らばっている。
機能性生地x5、高精細ガラスx1を入手。

15：魔法専門店を見つけた。　この街には類似の店が数多いらしい。
店内は荒らされ放題だが、何かが動いたような……数匹のインプが襲い掛かって来た！
(闘いに自信がない場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目4以上ならば勝利！　3以下ならば引っ掛かれてケガをしてしまうだろう。
戦闘後、店内を漁ってみると、機能性生地x2、多目的バイオセルx3、模擬神経ジェルx2を入手。

16：比較的損壊の少ない住宅を見つけた。
内部は黄金の歯車をモチーフにした装飾で彩られた家具が一杯だ。
すると部屋の奥で何かが動いたような……自動人形がピストルを向けて来る！
(闘いに自信がない場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目6以上ならば勝利！　5以下の場合、撃たれてケガをしてしまうだろう。
更に、出目11以上の場合は自動人形を破壊せずに機能停止に成功する。
戦闘後、家の中を調べると、電磁合金x2、弾性セラミックx2、機能性生地x2、高精細ガラスx2、多目的バイオセルx2を入手

17：小さな公園に辿り着いた。
街中に点在する公園の一つだ。憩いの場であったのだろう。
彼らの遺したと思われる鞄などが見つかった。
機能性生地x2、多目的バイオセルx3を入手。

18：破壊された装飾品店を見つけた。
どうやら意図的に破壊されたらしく、内部は荒らされ放題だ。
調べてみると、四本の足の生えたライフルのような防衛ロボットに出くわしてしまう！
(闘いに自信がない場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目4以上ならば勝利！　3以下の場合、撃たれてケガをしてしまうだろう。
戦闘後、店内を漁ると高精細ガラスx5を入手。

19：小さな書店を発見する。
火災こそ免れたようだが、本の大半は既に傷んでしまっている。
すると、ここを住処にしていたらしい、コボルドのようなヒト型魔物が襲って来た！
(闘いに自信がない場合は1d8、程々ならば1d10、自信があるなら2d6)
出目7以上ならば勝利！　6以下ならばナイフでケガをしてしまうだろう。
戦闘後、店内をじっくり調べると、弾性セラミックx4を入手。
また、まだ読める本を1d4冊発見することが出来る。
持ち帰った本の中身は解読され、謝礼に本1冊あたり銀貨3枚を受け取れる。

20：半壊した自動人形工房に辿り着いた。
その工房の中には、手足の無い自動人形が1体、取り残されているのが見つかる。
どうやら修理か改造の途中で職人が避難してしまったようだ。
この自動人形を持ち帰ると、大いに役に立つだろう。(後ほど解析を実施)
その他、電磁合金x3、弾性セラミックx3を店内で入手。


―――
皆の回収してくれた発見物の詳細を分析した、ここに記述する。
これを活かした製品も検討するが、皆もこの特性を元に工夫して何かに使ってくれて構わない。
どのくらいの値段になるかは、相場感の醸成までもう少し待ってね。


電磁合金
→内包する電磁力によって金属結合を強化した、黒っぽい合金材。
人形街では、様々な武器や機材の材料として用いられているようだ。
防衛マシンや、戦闘用の自動人形にも使用されていたらしい。

弾性セラミック
→陶器の割れ易さを克服した、滑らかな手触りの加工しやすいセラミック片。
高い弾性を活かして、武器や道具のグリップ部に適しそうだ。
一部の自動人形の肌もこのセラミックで作られていて、外見や手触りが非常に良い。

機能性生地
→魔術的な強化が施された様々な布地。
エンチャントし易く、見た目を華美にすることから実用的な防具まで多種多様に用いられていた。
家庭用の自動人形も、この生地を用いた服を着ていたようだ。

高精細ガラス
→魔術的なインジェクションにより、屈折率や色彩などを自在に変化させることの出来るガラス素材。
光学機器や装飾品などに用いると良いだろう。
一般的な自動人形の瞳も、この技術を応用したものが用いられているようだ。

多目的バイオセル
→錬金術を応用して作り出された、化学的な性質をある程度まで自在に変更可能な液体とその容器。
ただし人体にとって危険な毒ガスや爆発物には変えられないようだ。
一部の自動人形も、これを定期的に補充していたらしい。

模擬神経ジェル
→標準的な自動人形や、より簡易な自動機械のために作られた、いわゆる制御回路のようなもの。
自動化に対応した機械や装置に注入すると、神経網のようなものを構築する。
標準的な自動人形の製造や修理には欠かせない物質だ。

初回の調査結果をここに報告する。

皆の奮闘と機転、そして連携により、期待していた成果を大きく上回る距離を前進することに成功した。
特に、原因と思われる市街中心部の洋館に到達できたことは誇るべき成果だ。
このおかげで、世界の断片の調査はうんとスムーズに進むことは間違いない。
この結果を元に報酬の増額を交渉し、一人あたり銀貨6枚に倍増してもらうことができた。

一方で、期待されていた洋館の内部の調査については、残念ながらすぐには取り掛かれないことが分かった。
というのも、洋館内の空間に危険なレベルの歪みが発見された。
おそらく洋館そのものに仕掛けられた防衛機構の名残だと思われる。
これを安全なレベルまで中和する作業を現在実施中だ、それが完了次第、改めて洋館内部の調査を実施して貰いたい。

それまでは市街地エリアの調査をお願いしたい、他にも自動人形や、それが護っていた情報を発見できる可能性がある。
あの世界に何があったのか、果たして脅威は未だ存在するのか、解き明かすのを手伝って欲しい。

よろしくお願いするね。

(注：市街地の調査方法は現在作成中)

―――
リザルト
現金報酬：銀貨6枚(一人あたり)

現物報酬：以下より一品を選択
カラーバリエーションは豊富なため、好きな色をどうぞ
どれも魔力結晶を動力にして機能する

加速の帽子……金の歯車がついた帽子。
歯車が回ると被った人の反応速度を一時的に高める。
高速で回転するほどに反応速度は向上するが、動力源である魔力結晶の消耗はそれだけ激しくなる。

お料理ゴーグル……かけると熱が見えるようになる、小さな歯車が幾つも組み合わさったゴーグル。
温度を計測できるが、壁の向こうなどを見通すことは出来ない。

マグネグローブ……磁力を発して狙ったものを引き寄せられるグローブ。
手の甲側にいくつものコイルや歯車、魔力結晶による起電器がついている。
ただし自分の体重を超えるものを引き寄せようとすると、逆に自分が吸い寄せられてしまう。

エアリアルブーツ……履くと、空中で少しの間歩けるようになるブーツ。
足首や踵の辺りに多数の歯車による複雑なギミックが組み込まれている。
魔力結晶の位置は靴の甲のあたり。
魔力の消耗が激しく、低品質の魔力結晶を用いた場合は1分足らずで浮力が不足し始め、高品質のものを使っても10分もすれば魔力切れを起こすほど。