それは……道を違えた二人の竜学院生の物語……
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秋季：四学交叉総合演習――アビス竜学院　最下位！！！
その結果を受けて二人の男達が立ち上がった。そうゼロアスター教で知られるゼロとアスターである。
「我ら混沌の使徒、このままやられっぱなしというわけにはいかない……！」
お茶でも飲みながらあーでもないこーでもないうだうだ議論を重ねたところ一つの解を導き出した。
ご存知アビスロイド制作作戦だ。竜学院生のアンドロイドを造り出し戦力増強。特に旗役のアンネリースのロイド（アンネロイド）は冬季優勝の要を担うに違いないと囁かれていた。
しかしアビスロイド開発の最前線から、ゼロはひっそりと姿を消していった……


「仕様だの誓約だの設定だのどうのこうの――」

「お行儀が良すぎンだよ！！！」

「俺が本物のアビスロイドを見せてやるよ！！！！！！」


と、そんなわけでアスターと袂を分かったのだ。こっそりこっそり。
それからは竜学院の中でもとりわけ異端の黒魔術研究会と手を組んで人知れず探究を続けていた。アスター組とは全く異なるアプローチでアビスロイドを研究開発しなくてはならない。
その道は困難を極めたものの幸運にも（本人達以外にとっては不幸にも）ゼロが所有する魔剣の中に“影”を司る妖刀が存在したため、この刃を研究会に預けいかにも怪しげな増幅装置にセットする事でシャドウ・ポータルによる新次元射影法というアビスロイド制作法を確立させるに至った。

その実態は夏季の演習から今日に至るまで累積された学園全土の生徒名簿データに（不正）アクセス。取り込んだ虚数記号から実体化データをシャドウ個体として無秩序に生み出すというものであった――
シャドウがその輪郭を保持出来るのはおよそ20日間。冬季演習の終了と共に消え去る運命に在る。
その20日間に彼等は何を成し、何を齎すのか……


「俺とお前、どっちのアビスロイドがより大いなるカオスを呼び醒ますのか――」

「勝負だ。アスター！！！」




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【日程】
2/7～2/28

【概要】
本家/学園サイトを問わず、シャドウと呼ばれる偽物が出没します。させてください。対象と成り得るのは竜学院のみならず四学生徒すべて。それはドッペルゲンガーに似た存在で、見た目は本人そっくり。ただし服装やメイクは全然違ったりします。性格も似てたり/正反対だったり。彼等はアビス竜学院の研究所から野に放たれ、「好きにしていい」と言われているので好き勝手に振る舞います。普通にイベントに出てきたり演習に参加したり。偽物である自覚もあったりなかったり。自分こそがオリジナルだと主張したり。大抵は本人（本物）の隠しがちな一面や尖ったところが前面に出ているようです。名前は（例として）「ゼロ・シャドウ」だったり、自分で好きに決めた名前を名乗ったりします。本人（本物）はもちろんそんなこと知る由もないのでビックリです。

【シャドウ化ルール】
当イベントの参加者（シャドウをやってみたい人、やってくれる人）の良識や善意を前提として無秩序なイベントです。なので、誰が誰のシャドウを投入してもOK。私書などでご本人に「シャドウやってもいいですか？」と聞いてから名簿登録してもいいですし、名簿登録せずに思いつきでひょこっと出てみたり、サプライズで何かやらかしたりしてもOK！という感じでいく。いきたい。もちろんご本人が自分のシャドウを出して動かしてもOK。シャドウと本人がばったり出くわしたりするのも面白いと思います。ただし行き過ぎた悪ふざけはNGなので、やりすぎて怒られた場合は素直に謝って下さい。イベント主催者として私も謝ります。でも、やっぱり愉しそうだから……

【騒動の終着点について】
2/28を目処に本イベントは終了します。影は影。なので、いずれはスゥ――っと消える運命。ですが、その在りようも様々。マルチエンディング方式を採用。「このまま消えるなんて御免だぜ！」と存在を固定化する方法を探し求めるシャドウも居れば、本人と融合してパワーアップさせたり（ペルソナァー！）、逆に本人を倒して吸収する事で成り代わったりする豪胆なシャドウも居るかも。何にせよ一種のお祭りみたいなもんなので最後まで楽しんでいくスタイルで遊んで頂けたらと思います。演習期間には意図的に被せてあるので、むしろ本人よりシスバトで暴れまくるのもアリ寄りのアリ。そんな感じでよろしくお願いします。